第169回天皇賞(春)(GⅠ)攻略データ(1)

攻略データ

天皇賞(春)(GⅠ)は京都競馬場・芝・右3200mで行われます。このコースは向正面の中間点よりやや2コーナー寄りからスタートし、外回りコースを1周半する。3コーナーまでの距離は約400m(Aコース時)あります。3コーナーにかけては上りで、4コーナーへかけては下り坂となります。4コーナーを回った最初のホームストレッチではいかに折り合いをつけられるかがポイントです。当コースは天皇賞(春)のみで施行されており、ホームストレッチではスタンドの大歓声を受けます。ここで取り乱すことなく冷静に走りたいところです。そして1コーナー、2コーナーと回り、バックストレッチへ向かい、そして2回目の3コーナーへ向かうところで、高低差3.9mの坂を再び上り、4コーナーにかけて下ります。最後の直線は平坦で、Aコース時が403.7m、B、C、Dコース時が398.7mです。

道中のペース次第で、レースの上がりが34秒台前半になることもあれば、36秒台に突入することもあります。よって逃げ馬、鞍上のタイプはシッカリと把握しておく必要があります。ただし、スタートからの逃げ切りはほぼなく、スローペースで逃げても決め手のある馬に交わされてしまいます。基本は逃げ切りは困難なコースと言えます。とは言っても、直線だけの追い込みで勝つのも難しいです。2周目の坂から徐々にポジションを上げ、ロングスパートで押し切るというのが勝ちパターンです。また、道中の距離損が少ないにこしたことはなく、内枠が有利となりやすいです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①前走阪神大賞典で1着、かつ前年秋以降に芝2400m以上の古馬混合G2以上で連対
22年 1番人気2着ディープボンド(阪神大賞典 1着/有馬記念 2着ほか)
17年 2番人気3着サトノダイヤモンド(阪神大賞典 1着/有馬記念 1着)
16年 3番人気3着シュヴァルグラン(阪神大賞典 1着/日経新春杯 2着)

【該当馬】
テーオーロイヤル

②同年に芝2000~2500mのG2以上で3着内
22年 2番人気1着タイトルホルダー(日経賞 1着)
21年 3番人気1着ワールドプレミア(日経賞 3着)
21年 4番人気3着カレンブーケドール(日経賞 2着)
20年 11番人気2着スティッフェリオ(日経賞 3着)
20年 4番人気3着ミッキースワロー(日経賞 1着)
19年 1番人気1着フィエールマン(AJCC 1着)
19年 6番人気2着グローリーヴェイズ(日経新春杯 1着)
18年 4番人気3着クリンチャー(京都記念 1着)
17年 1番人気1着キタサンブラック(大阪杯 1着)
16年 2番人気1着キタサンブラック(大阪杯 2着)
14年 3番人気2着ウインバリアシオン(日経賞 1着)
14年 12人気3着ホッコーブレーヴ(日経賞 2着)

【該当馬】
サヴォーナチャックネイトドゥレッツァブローザホーン

③同年にOPクラスの芝3000m以上で連対
23年 2番人気1着ジャスティンパレス(阪神大賞典 1着)
23年 6番人気3着シルヴァーソニック(レッドSTH 1着)
22年 4番人気3着テーオーロイヤル(ダイヤモンドS 1着)
21年 1番人気2着ディープボンド(阪神大賞典 1着)
18年 2番人気1着レインボーライン(阪神大賞典 1着)
17年 4番人気2着シュヴァルグラン(阪神大賞典 2着)
15年 2番人気1着ゴールドシップ(阪神大賞典 1着)
15年 7番人気2着フェイムゲーム(ダイヤモンドS 1着)

【該当馬】
サリエラテーオーロイヤルメイショウブレゲワープスピード

④過去に芝3000m以上のG1で3着以内
23年 5番人気2着ディープボンド(22年天皇賞春 2着ほか)
20年 1番人気1着フィエールマン(19年天皇賞春 1着ほか)
18年 1番人気2着シュヴァルグラン(17年天皇賞春 2着ほか)
16年 13番人気2着カレンミロティック(15年天皇賞春 3着ほか)
14年 4番人気1着フェノーメノ(13年天皇賞春 1着)

【該当馬】
シルヴァーソニックタスティエーラディープボンドテーオーロイヤルドゥレッツァ

⑤前年秋以降にOPクラスの芝・ダート2400m以上で1着
19年 8番人気3着パフォーマプロミス(アルゼンチン共和国杯 1着)

【該当馬】
テーオーロイヤルドゥレッツァブローザホーンメイショウブレゲ

⑥過去1年以内にに芝2200m以上のG1で連対
15年10番人気3着カレンミロティック(14年宝塚記念 2着)

【該当馬】
タスティエーラディープボンドドゥレッツァ

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は11頭(全21頭)です。半数の馬がクリアしましたが、この中でもテーオーロイヤル、ドゥレッツァ、ブローザホーンあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はテーオーロイヤルとしておきます。

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