第72回中京記念(GⅢ)攻略データ(1)

攻略データ

今夏は小倉と中京の開催順入れ替えとなり、今年の中京記念(GⅢ)は小倉競馬場・芝・右1800mで行われます。このコースは正面スタンド前の直線真ん中よりやや右からスタートし、最初の1コーナーまでの距離は約272mあります。スタート後、100m強進んだところでゴール板を通過し、1~2コーナーは上り坂です。小倉競馬場は2コーナーのところが最高部(芝コースの高低差は3m)で、3~4コーナーはスパイラルカーブで下り坂となります。最後の直線距離は293mで、仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンです。

スタートしてすぐにコーナーを迎えるのと、2コーナーまで上りが続くため、ラップはさほど速くならず、平均的な流れになることが多いでし。従って前が残りやすいコースといえます。馬場が良ければ枠は内側が有利で、外枠の馬はコースロスが大きく、脚を溜めにくいので不利です。開催の前半は特に内枠の先行馬が有利な傾向が強いです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中28頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
※20年は阪神開催(芝1600m)、21、22年は小倉開催(芝1800m)

①過去に左回りの芝1400~1800mのG2以上で3着以内
22年 1番人気ファルコニア(21年エプソムC 3着)
19年 1番人気プリモシーン(19年ヴィクトリアM 2着)
18年 1番人気1着グレーターロンドン(17年毎日王冠 3着)
17年 2番人気2着グランシルク(17年京王杯SC 3着ほか)
14年 7番人気1着サダムパテック(12年京王杯SC 1着)
14年 11番人気2着ミッキードリーム(11年毎日王冠 3着)

【該当馬】
エルトンバローズカテドラル

②過去1年以内に芝1600~1800mの重賞で1着
22年 10番人気2着カテドラル(21年京成杯AH 1着)

【該当馬】
エピファニーエルトンバローズセルバーグ

③近2走以内にOPクラスの芝1400~2000mで連対
22年 6番人気1着ベレヌス(谷川岳S 2着)
21年 1番人気1着アンドラステ(ターコイズS 2着)
21年 6番人気2着カテドラル(ダービーCT 2着)
21年 5番人気3着クラヴェル(マーメイドS 2着)
20年 6番人気2着ラセット(米子S 2着)
20年 9番人気3着エントシャイデン(安土城S 1着)
19年 3番人気1着グルーヴィット(ファルコンS 2着)
18年 5番人気2着ロジクライ(六甲S 1着)
17年 5番人気1着ウインガニオン(パラダイスS 1着ほか)
17年 1番人気3着ブラックムーン(米子S 1着)
16年 6番人気2着ピークトラム(谷川岳S 1着)
16年 4番人気3着ケントオー(米子S 1着)
15年 6番人気1着スマートオリオン(パラダイスS 1着)
14年 5番人気3着マジェスティハーツ(新潟大賞典 2着)

【該当馬】
アルナシームエピファニーセオロングラン

④同年に準OPクラス以上の芝1400~1800mで1着
23年 8番人気1着セルバーグ(武庫川S 1着)
23年 1番人気3着ルージュスティリア(長篠S 1着)
18年 4番人気3着リライアブルエース(晩春S 1着)
15年 13番人気2着アルマディヴァン(幕張S 1着)
15年 3番人気3着ダローネガ(湘南S 1着)

【該当馬】
エピファニーセオボーデン

⑤過去に芝1600mのG1で連対
19年 6番人気2着クリノガウディー(18年朝日杯FS 2着)

【該当馬】
該当馬なし

⑥過去に芝1600m以上のG2以上で3着内
16年7番人気1着ガリバルディ(14年京都新聞杯 3着)

【該当馬】
アスクワイルドモアエルトンバローズカテドラルニホンピロキーフボーデン

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は10頭(全16頭)です。半数以上の馬がクリアしましたが、この中でもエルトンバローズ、エピファニー、カテドラル、セオ、ボーデンあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はエルトンバローズとしておきます。

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