第84回桜花賞(GⅠ)攻略データ(1)

攻略データ

桜花賞(GⅠ)は阪神競馬場・芝・右1600mで行われます。このコースはバックストレッチの中間からやや左寄りからスタートします。長い直線が2本にコーナーが2回あり、外回りの京都芝1600mに似たコース形態となっています。06年末にオープンした外回りコースに入り、ゆったりとした3~4コーナーを回ります。最後の直線距離はAコース時が473.6m、Bコース時が476.3mです。直線半ばまで下りが続き、残り200m付近でゴール前の急坂となります。約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がります。AコースとBコースでは直線部分で3m、曲線部分で4m幅員が違います。主にAコースは開催前半、Bコースは開催後半に使用されています。

ペースはゆったりとした流れになることが多く、基本は平均~後傾ラップの瞬発力勝負となります。直線ゴール前には高低差1.8mの急坂が待ち受けており、京都芝1600m(外回り)に比べて差しが届きやすいです。テン3Fがそれほど速くないにも関わらず下級条件から差し馬の台頭が目立っており、速い脚を使えれば位置取りはあまり問われません。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探してきましょう。

①前走(同年3月以降)1勝クラス以上の阪神・中山芝1600m以上で1着、かつデビュー以来芝のレースはオール連対
18年 1番人気2着ラッキーライラック(チューリップ賞 1着)
17年 1番人気3着ソウルスターリング(チューリップ賞 1着)
16年 2番人気2着シンハライト(チューリップ賞 1着)
14年 1番人気1着ハープスター(チューリップ賞 1着)

【該当馬】
該当馬なし

②過去に阪神JFもしくは牡馬混合OPクラスの芝1600m以上で連対
23年 1番人気1着リバティアイランド(阪神JF 1着ほか)
21年 2番人気1着ソダシ(阪神JF 1着ほか)
21年 1番人気2着サトノレイナス(阪神JF 2着)
20年 1番人気2着レシステンシア(阪神JF 1着)
19年 2番人気1着グランアレグリア(サウジRC 1着)
19年 3番人気3着クロノジェネシス(阪神JF 2着)
18年 2番人気1着アーモンドアイ(シンザン記念 1着)
18年 3番人気3着リリーノーブル(阪神JF 2着)
17年 3番人気2着リスグラシュー(阪神JF 2着)
16年 3番人気1着ジュエラー(シンザン記念 2着)
15年 5番人気1着レッツゴードンキ(阪神JF 2着)
14年 2番人気2着レッドリヴェール(阪神JF 1着)

【該当馬】
アスコリピチェーノショウナンマヌエラステレンボッシュボンドガール

③前走チューリップ賞かフィリーズレビューで5着以内、かつ過去にOPクラスの芝1200~1600mで連対
23年 6番人気2着コナコースト(チューリップ賞 2着/エルフィンS 2着)
22年 3番人気2着ウォーターナビレラ(チューリップ賞 5着/ファンタジーS 1着)
22年 6番人気3着ナムラクレア(フィリーズレビュー 2着/ファンタジーS 2着ほか)

【該当馬】
エトヴプレコラソンビートスウィープフィートセキトバイースト

④前走OPクラスの芝1600m以上で連対
22年 7番人気1着スターズオンアース(クイーンC 2着)
21年 8番人気3着ファインルージュ(フェアリーS 1着)
20年 2番人気1着デアリングタクト(エルフィンS 1着)
19年 7番人気2着シゲルピンクダイヤ(チューリップ賞 2着)
14年 5番人気3着ヌーヴォれコルト(チューリップ賞 2着)

【該当馬】
アスコリピチェーノイフェイオンキャットファイトクイーンズウォークスウィープフィートステレンボッシュセキトバイーストチェルヴィニアテウメッサボンドガールマスクオールウィンライトバック

⑤前走桜花賞トライアルで3着以内 ※チューリップ賞、フィリーズレビュー、アネモネステークス
23年 5番人気3着ペリファーニア(チューリップ賞 3着)
17年 8番人気1着レーヌミノル(フィリーズレビュー 2着)
16年 6番人気3着アットザシーサイド(フィリーズレビュー 2着)

【該当馬】
エトヴプレキャットファイトコラソンビートスウィープフィートセキトバイーストセシリエプラージュテウメッサハワイアンティアレ

⑥過去にOPクラスの芝1400m以上で1着
20年 9番人気3着スマイルカナ(フェアリーS 1着)
15年 7番人気2着クルミナル(エルフィンS 1着)
15年 8番人気3着コンテッサトゥーレ(紅梅S 1着)

【該当馬】
アスコリピチェーノイフェイオンエトヴプレキャットファイトクイーンズウォークコラソンビートスウィープフィートチェルヴィニアライトバックワイドラトゥール

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は18頭(全27頭)と多くの馬がクリアしましたが、この中でもアスコリピチェーノ、エトヴプレ、コラソンビート、スウィープフィート、セキトバイースト、キャットファイトあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はアスコリピチェーノとしておきます。

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