第98回中山記念(GⅡ)攻略データ(1)

攻略データ

中山記念(GⅡ)は中山競馬場・芝・右1800mで行われます。このコースは正面スタンド前直線の半ばからスタートします。ゲートオープン後、すぐに急坂が待ち構えており、最初の1コーナーまでの距離は約205m(Aコース時)あります。1~2コーナーの中間までは上り坂で、その後は内回りコースに入り、向正面の直線は平坦となります。3~4コーナーは緩い下り坂になっており、最後の直線距離は310mと、中央4場の中では最短です。なおかつ、ゴール前には高低差約2.2mの急坂があります。なお、仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンです。

スタート後すぐに急坂を上がるため、極端に速いペースにはなりにくいです。従ってスンナリと前のポジションを取った馬が有利で、逃げ、先行馬の成績が良いです。コーナーを4つ回るため、外々を回らされるとその分ロスが大きくなって厳しくなります。上がりの平均タイムがクラス別で大きな差がなく、上がりの競馬にはなりにくいです。前半から中盤のペースが勝ちタイムの差となって出ててきます。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①前年秋以降に芝1600m以上の古馬牡馬混合G1で5着以内
20年 1番人気1着ダノンキングリー(マイルCS 5着)
20年 2番人気2着ラッキーライラック(香港ヴァーズ 2着)
19年 2番人気3着ステルヴィオ(マイルCS 1着)
17年 3番人気1着ネオリアリズム(マイルCS 3着)
17年 7番人気3着ロゴタイプ(天皇賞秋 5着)
16年 4番人気2着アンビシャス(天皇賞秋 5着)
14年 2番人気1着ジャスタウェイ(天皇賞秋 1着)

【該当馬】
ヒシイグアスエルトンバローズ

②過去1年以内に芝1400m~2200mのG2以上で連対
23年 5番人気1着ヒシイグアス(宝塚記念 2着)
19年 5番人気1着ウインブライト(QE2世C 1着ほか)
19年 6番人気2着ラッキーライラック(桜花賞 2着ほか)
18年 2番人気1着ウインブライト(スプリングS 1着)
18年 5番人気2着アエロリット(NHKマイルC 1着)
16年 1番人気1着ドゥラメンテ(皐月賞 1着)
16年 2番人気3着リアルスティール(皐月賞 2着ほか)
15年 3番人気1着ヌーヴォレコルト(エリザベス女王杯 2着ほか)
14年 3番人気3着ロゴタイプ(皐月賞 1着ほか)

【該当馬】
レッドモンレーヴソールオリエンスヒシイグアスエルトンバローズラーグルフエエヤン

③同年にOPクラスの芝1600m以上で3着内
23年 7番人気3着ドーブネ(白富士S 2着)
22年 4番人気2着カラテ(東京新聞杯 3着ほか)
22年 3番人気3着アドマイヤハダル(白富士S 2着)
21年 1番人気1着ヒシイグアス(中山金杯 1着)
21年 5番人気2着ケイデンスコール(京都金杯 1着)
21年 7番人気3着ウインクシード(中山金杯 3着)
17年 8番人気2着サクラアンプルール(白富士S 2着)
15年 2番人気2着ロゴタイプ(中山金杯 2着)

【該当馬】
マイネルクリソーラ

④過去1年以内にOPクラスの芝1800mで連対
15年 4番人気3着ステファノス(白百合S 1着)
14年 4番人気2着アルキメデス(朝日チャレンジC 1着)

【該当馬】
ヒシイグアスドーブネマテンロウスカイエルトンバローズラーグルフ

⑤過去に1800m以上のG1で1着
20年 6番人気3着ソウルスターリング(17年オークス 1着)

【該当馬】
ソールオリエンスジオグリフ

⑥前年8月以降に1600m以上の重賞で1着
23年 8番人気2着ラーグルフ(中山金杯 1着)
22年 2番人気1着パンサラッサ(福島記念 1着)
18年 6番人気3着マルターズアポジー(関屋記念 1着)

【該当馬】
エルトンバローズ

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は10頭(全16頭)です。2/3以上の馬がクリアしましたが、この中でもヒシイグアス、エルトンバローズ、ソールオリエンス、ラーグルフあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はソールオリエンスとしておきます。

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