第68回阪急杯(GⅢ)攻略データ(1)

攻略データ

阪急杯(GⅢ)は阪神競馬場・芝・右1400mで行われます。このコースは向正面左、2コーナー出口付近のポケットからスタートします。内回りコースを使用し、3コーナーまでの距離は芝1200mをそのまま延長した443mです。。最初のコーナーまで十分に距離はありますが、スタート直後は各馬押して出て行くため、先行争いは激しくなります。最後の直線距離はAコース時が356.5m、Bコース時が359.1mとなります。AコースとBコースでは直線部分で3m、曲線部分で4m幅員が違います。

脚質や枠の特徴は1200mと似ていますが、3コーナーまでの距離が443mと長くなるためか、揉まれずに行ける1枠のアベレージがグンとアップします。また、1200mよりクラスが上がるに連れて差し馬の成績が上昇します。2つのコーナーではそれぞれ膨らむため、馬群が横広になりがちで外の馬の距離損は無視できませんが、最初の長い直線でそれぞれポジションを確保できるため枠順にはさほどこだわる必要はないです。数頭で雁行した場合に外が不利になる程度です。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①前年秋以降に芝1200~1400mの古馬G2以上で3着以内
20年 2番人気2着フィアーノロマーノ(阪神C 2着)
20年 1番人気3着ダイアトニック(スワンS 1着)
18年 2番人気3着レッドファルクス(スプリンターズS 1着)
16年 4番人気2着オメガヴェンデッタ(スワンS 3着)
15年 2番人気1着ダイワマッジョーレ(阪神C 3着)
15年 4番人気2着ミッキーアイル(スワンS 1着)
14年 2番人気1着コパノリチャード(スワンS 1着)

【該当馬】
ウインマーベルスマートクラージュ

②前年10月以降に準OPクラス以上の芝1200m以上で1着
23年 2番人気1着アグリ(六甲アイランドS 1着)
23年 3番人気2着ダディーズビビッド(信越S 1着)
22年 6番人気3着サンライズオネスト(カーバンクルS 1着)
21年 10番人気2着ミッキーブリランテ(ニューイヤーS 1着)
21年 4番人気3着ジャンダルム(信越S 1着)
20年 6番人気1着ベストアクター(雲雀S 1着)
19年 2番人気3着ロジクライ(富士S 1着)
18年 1番人気2着モズアスコット(渡月橋S 1着)
17年 7番人気1着トーキングドラム(新春S 1着)
15年 5番人気3着ブラヴィッシモ(奥多摩S 1着)

【該当馬】
ウインマーベルサンライズロナウドボルザコフスキーダノンティンパニーアサカラキング

③過去1年以内に芝1200m~1800mの重賞で連対
23年 6番人気3着ホウオウアマゾン(22年マイラーズC 2着)
22年 9番人気2着トゥラヴェスーラ(21年京王杯SC 2着)
21年 1番人気1着レシステンシア(20年NHKマイルC 2着ほか)
19年 4番人気2着レッツゴードンキ(18年高松宮記念 2着)
18年 7番人気1着ダイアナヘイロー(17年北九州記念 1着)
16年 1番人気1着ミッキーアイル(15年阪急杯 2着)
15年 9番人気3着ローブティサージュ(キーンランドC 1着ほか)
14年 5番人気3着レッドオーヴァル(桜花賞 2着)

【該当馬】
ウインマーベルタマモブラックタイカルロヴェローチェ

④前走芝1200~1400mの重賞で5着以内
17年 4番人気2着ヒルノデイバロー(シルクロードS 4着)
14年 8番人気2着サンカルロ(阪神C 4着)

【該当馬】
ウインマーベルサンライズロナウドスマートクラージュ

⑤過去に阪神芝1200~1800mの重賞で1着
19年 11番人気1着スマートオーディン(16年毎日杯 1着)

【該当馬】
ウインマーベル

⑥過去に芝1200mのG1で3着以内
22年 1番人気1着ダイアトニック(20年高松宮記念 3着)

【該当馬】
ウインマーベル

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は8頭(全16頭)です。半数の馬がクリアしましたが、この中でもウインマーベル、スマートクラージュ、サンライズロナウドあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はウインマーベルとしておきます。

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