第84回菊花賞(GⅠ)攻略データ(1)

攻略データ

菊花賞(GⅠ)は京都競馬場・芝・右3000mで行われます。このコースのスタート地点は向正面3コーナー手前の上り坂からとなります。3コーナーまではわずか200m(Aコース時)と短いです。3コーナーにかけては上りで、4コーナーへかけては下り坂です。4コーナーを回った最初のホームストレッチではいかに折り合いをつけられるかがポイントとなり、特に菊花賞ではスタンドの大歓声もあり、ここで取り乱すことなく冷静に走りたいです。そして1コーナー、2コーナーと回り、バックストレッチへ向かいます。そして2回目の3コーナーへ向かうところで、高低差3.9mの坂を再び上り、4コーナーにかけて下ります。最後の直線は平坦で、Aコース時が403.7m、B、C、Dコース時が398.7mです。

外回りを1周半。6つのコーナーを回る長丁場とあってペースは速くならない。コーナーが6回あるため、内をロスなく運んだ馬が有利です。スタートしてすぐにコーナーを迎えることからも最初のポジション取りが重要になり、豊富なスタミナが必要なのはもちろん、近年は折り合いと瞬発力も試されます。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①日本ダービーで4着以内、かつ皐月賞で1着
20年 1番人気1着コントレイル(日本ダービー 1着/皐月賞 1着)

【該当馬】
ソールオリエンス

②過去に芝2000m以上の重賞で1着、かつ皐月賞かダービーで3着以内
22年 2番人気1着アスクビクターモア(弥生賞 1着/日本ダービー 3着)
21年 4番人気1着タイトルホルダー(弥生賞 1着/皐月賞 2着)
16年 1番人気1着サトノダイヤモンド(神戸新聞杯 1着/日本ダービー 2着ほか)
15年 5番人気1着キタサンブラック(セントライト記念 1着/皐月賞 3着)
13年 1番人気1着エピファネイア(神戸新聞杯 1着/日本ダービー 2着ほか)

【該当馬】
ソールオリエンスタスティエーラ

③同年に古馬混合2勝クラス以上の芝2000m以上で3着以内
22年 7番人気2着ボルドグフーシュ(一宮特別 1着)
21年 6番人気3着ディヴァインラヴ(木曽川特別 1着)
20年 4番人気2着アリストテレス(小牧特別 1着)
18年 10番人気3着ユーキャンスマイル(阿賀野川特別 1着)
17年 1番人気1着キセキ(信濃川特別 1着)
17年 13番人気3着ポポカテペトル(阿賀野川特別 1着)
16年 9番人気2着レインボーライン(札幌記念 3着)
14年 7番人気3着ゴールドアクター(支笏湖特別 1着)
13年 3番人気3着バンデ(兵庫特別 1着)

【該当馬】
ウインオーディンサヴォーナドゥレッツァトップナイフナイトインロンドンノッキングポイントリビアングラス

④同年にOPクラスの芝2200m以上で3着内(OP特別なら1着)
22年 4番人気3着ジャスティンパレス(神戸新聞杯 1着)
21年 3番人気2着オーソクレース(セントライト記念 3着)
20年 5番人気3着サトノフラッグ(セントライト記念 2着)
19年 8番人気2着サトノルークス(セントライト記念 2着)
19年 1番人気3着ヴェロックス(神戸新聞杯 2着)
18年 2番人気2着エタリオウ(神戸新聞杯 2着ほか)
17年 10番人気2着クリンチャー(すみれS 1着)
15年 2番人気2着リアルスティール(神戸新聞杯 2着)
15年 1番人気3着リアファル(神戸新聞杯 1着)
14年 4番人気2着サウンズオブアース(神戸新聞杯 2着ほか)

【該当馬】
サヴォーナサトノグランツソールオリエンスタスティエーラダノントルネードハーツコンチェルトファントムシーフリビアングラス

⑤神戸新聞杯で5着以内
19年 3番人気1着ワールドプレミア(神戸新聞杯 3着)
16年 6番人気3着エアスピネル(神戸新聞杯 5着)
14年 3番人気1着トーホウジャッカル(神戸新聞杯 3着)
13年 5番人気2着サトノノブレス(神戸新聞杯 3着)

【該当馬】
サヴォーナサトノグランツハーツコンチェルトファントムシーフ

⑥前走芝1800m以上の重賞で連対
18年 7番人気1着フィエールマン(ラジオNIKKEI賞 2着)

【該当馬】
サヴォーナサトノグランツソールオリエンスタスティエーラトップナイフノッキングポイント

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は13頭(全17頭)です。多くの馬がクリアしましたが、この中でもソールオリエンス、タスティエーラ、サヴォーナ、サトノグランツあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はソールオリエンスとしておきます。

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