弥生賞(GⅡ)の過去5年間の好走した馬から考察していきます。2020年にディープインパクトの功績を称え、競争名が「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」に改称された弥生賞ですが、3着までの馬に皐月賞の優先出走権が付与されるトライアルレースです。2020年の弥生賞を勝ったアスクビクターモアは皐月賞で5着に、日本ダービーで3着に入り、秋の菊花賞を制しました。また、同年の2着のドウデュースは、皐月賞で3着、日本ダービーを制して世代の頂点に立ちました。のちにクラシック戦線で好成績を残す馬を輩出するレースでもあります。それでは弥生賞(GⅡ)の過去5年間の結果は以下の通りとなります。
年 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 騎手 | 父 | 母父 |
2022 | 10 | アスクビクターモア | 牡3 | 3 | 田辺裕信 | ディープインパクト | Rainbow Quest |
7 | ドウデュース | 牡3 | 1 | 武豊 | ハーツクライ | Vindication | |
6 | ボーンディスウェイ | 牡3 | 9 | 石橋脩 | ハーツクライ | Platini | |
2021 | 4 | タイトルホルダー | 牡3 | 4 | 横山武史 | ドゥラメンテ | Motivator |
10 | シュネルマイスター | 牡3 | 2 | C.ルメー | Kingman | Soldier Hollow | |
2 | ダノンザキッド | 牡3 | 1 | 川田将雅 | ジャスタウェイ | Dansili | |
2020 | 1 | サトノフラッグ | 牡3 | 2 | 武豊 | ディープインパクト | Not For Sale |
8 | ワーケア | 牡3 | 1 | C.ルメー | ハーツクライ | Oratorio | |
10 | オーソリティ | 牡3 | 3 | L.ヒュー | オルフェーヴル | シンボリクリスエス | |
2019 | 10 | メイショウテンゲン | 牡3 | 8 | 池添謙一 | ディープインパクト | フレンチデピュティ |
5 | シュヴァルツリーゼ | 牡3 | 6 | 石橋脩 | ハーツクライ | Monsun | |
8 | ブレイキングドーン | 牡3 | 4 | 福永祐一 | ヴィクトワールピサ | ホワイトマズル | |
2018 | 9 | ダノンプレミアム | 牡3 | 1 | 川田将雅 | ディープインパクト | Intikhab |
8 | ワグネリアン | 牡3 | 2 | 福永祐一 | ディープインパクト | キングカメハメハ | |
3 | ジャンダルム | 牡3 | 4 | 武豊 | Kitten’s Joy | Sunday Silence |
【枠番・馬番】
過去5年間で8枠が5回、7枠が3回馬券に絡んでいます。外枠に活躍馬が集中しており、強い馬が外枠になった場合は迷わず重い印をつけて良いでしょう。
【性齢】
皐月賞のトライアルレースでありほぼ牡馬の出走となるので、比較検討する余地はありません。
【人気】
過去5年間で1番人気が4回、2番人気が3回、3番人気が2回、4番人気が3回馬券に絡んでします。馬券的には旨味がないですが、上記人気馬中心に予想を組み立てるのが良いでしょう。
【騎手】
過去5年間で武豊騎手が3回、石橋修騎手、川田将雅騎手、C.ルメール騎手が2回づつ馬券に絡んでいます。過去5年間では毎年この4騎手の誰かが必ず好走していますので、今年も狙ってみても面白いかもしれません。
【血統】
やはり目立つのはディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒の活躍です。サンデーサイレンス系を中心に予想を組み立てるのが良いでしょう。
ということで弥生賞(GⅡ)は『7枠、8枠』、『軸は上位人気馬』、『武豊騎手、石橋修騎手、川田将雅騎手、C.ルメール騎手』、『ディープインパクト産駒、ハーツクライ産駒』というキーワードを考慮しながら予想を組み立てていこうと思います。とりあえず現時点本命候補は変更せずトップナイフのままとしておきます。
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