今年も日経新春杯(GⅡ)中京競馬場・芝・左2200mで行われます。このコースは4コーナーにあるポケットからのスタートとなります。正面スタンド前直線をほぼ目いっぱいを使い、1コーナーのカーブに入ります。1~2コーナーのカーブは緩い上り坂で、残り1080m地点まで続きます。その後は緩やかな下り坂に入ります。3~4コーナーはスパイラルカーブで下り坂、最後の直線はゴール手前340m地点より240m地点にかけて高低差2.0mの急な上り坂となります。勾配は2.0%で、中山競馬場芝コースに次いで傾斜がきつい坂が設けられています。ラスト240mはほぼ平坦です。芝コース全体の高低差は3.5mあり、最後の直線距離はAコース時、Bコース時ともに412.5mあります。上がり勝負に対応できる差し馬が圧倒的に有利と言われており、最後の直線では2度目の坂を上るため、持続力も要求されます。長距離向きの馬が活躍する傾向です。それでは過去10年で3着以内に好走した全29頭中28頭が該当するデータを元に好走しそうな馬をさがしていきます。
①前年以降に2勝クラス以上の芝1800m以上で勝ち鞍がある4歳馬
22年 1番人気2着ステラヴェローチェ(神戸新聞杯 1着)
20年 2番人気1着モズベッロ(高雄特別 1着)
19年 1番人気1着グローリーヴェイズ(佐渡S 1着)
17年 1番人気1着ミッキーロケット(HTB賞 1着)
17年 2番人気2着シャケトラ(境港特別 1着)
16年 2番人気1着レーヴミストラル(青葉賞 1着)
16年 1番人気2着シュヴァルグラン(オリオンS 1着ほか)
15年 6番人気1着アドマイヤデウス(若葉S 1着)
13年 10番人気1着カポーティスター(北野特別 1着)
【該当馬】
プラダリア
②前年9月以降に3勝クラスの芝2000~2500mで連対
21年 7番人気1着ショウリュウイクゾ(ムーンライトHC 2着)
21年 4番人気3着クラージュゲリエ(アンドロメダS 2着)
20年 5番人気2着レッドレオン(比叡S 1着)
20年 11番人気3着エーティーラッセン(オリオンS 2着)
19年 5番人気2着ルックトゥワイス(グレイトフルS 1着)
19年 3番人気3着シュペルミエール(オリオンS 1着)
18年 1番人気1着パフォーマプロミス(グレイトフルS 1着)
14年 1番人気2着アドマイヤフライト(オリオンS 1着)
【該当馬】
ヴェローナシチー
③前年6月以降に芝1800m以上の重賞で5着以内
22年 9番人気3着ヤシャマル(新潟記念 4着)
18年 4番人気2着ロードヴァンドール(中日新聞杯 3着)
17年 4番人気3着モンドインテロ(ステイヤーズS 3着ほか)
16年 4番人気3着サトノノブレス(金鯱賞 3着ほか)
15年 10番人気2着フーラブライド(エリザベス女王杯 4着)
15年 7番人気3着アドマイヤフライト(函館記念 4着)
14年 2番人気1着サトノノブレス(菊花賞 2着)
14年 4番人気3着フーラブライド(愛知杯 1着)
13年 1番人気2着ムスカテール(アルゼンチン共和国杯 2着)
13年 4番人気3着トウカイパラダイス(金鯱賞 4着)
【該当馬】
ヴェルトライゼンデ、ヴェローナシチー、キングオブドラゴン、サンレイポケット、ハヤヤッコ、ヤマニンゼスト、ロバートソンキー
④前走2勝クラス以上の芝2200m~2500m戦で1着
18年 7番人気3着ガンコ(江坂特別 1着)
【該当馬】
該当馬なし
⑤過去に芝2000m以上のG1で3着以内
22年 3番人気1着ヨーホーレイク(20年ホープフルS 3着)
【該当馬】
ヴェルトライゼンデ
本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は8頭(全14頭)です。半数以上の馬がクリアしましたが、この中でもヴェローナシチー、ヴェルトライゼンデが面白そうですとりあえず現時点本命候補はヴェルトライゼンデとしておきます。
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