第58回農林水産省賞典新潟記念(GⅢ)攻略データ(1)

攻略データ

新潟記念(GⅢ)は新潟競馬場・芝・左・外2000mで行われます。このコースのスタート地点は向正面直線の右奥の2コーナーポケットとなります。2000mでコーナーが2回のコースは、日本ではここだけで、新潟競馬場の目玉コースの一つです。最初の3コーナーまでの距離は948m(Aコース時)にも及びます。3~4コーナーはスパイラルカーブで、やや急な下り坂となります。仮柵によるコース設定はA、Bの2パターンで、最後の直線距離はともに658.7mとなります。この部分はほぼ平坦ですが、距離は日本最長を誇ります。

道中のラップは1800mと似ていて最初の1ハロンをゆっくり入ってその後ペースが上がり、中盤でペースが緩んで、最後の直線は瞬発力勝負となります。そうなると逃げ馬や力のない先行馬は苦しく、瞬発力に秀でた差し馬が有利となります。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①同年6月以降にOPクラスの芝1800mで連対
17年 1番人気2着アストラエンブレム(エプソムC 2着)
15年 9番人気2着マイネルミラノ(巴賞 1着)

【該当馬】
イクスプロージョンフェーングロッテン

②近2走以内に2勝クラス~3勝クラスの芝1800m以上で1着、かつ過去にOPクラスの芝1800m以上で3着以内
16年 2番人気1着アデイインザライフ(常総S 1着/弥生賞 3着ほか)
14年 5番人気2着クラウンモンタナ(マレーシアC 1着/すみれ賞 2着)

【該当馬】
イクスプロージョン

③過去1年以内に芝2000mの重賞で1着
21年 3番人気2着トーセンスーリヤ(函館記念 1着)
18年 6番人気2着メートルダール(中日新聞杯 1着)
17年 6番人気1着タツゴウゲキ(小倉記念 1着)
16年 1番人気1着アルバートドック(七夕賞 1着)
14年 1番人気1着マーティンボロ(中日新聞杯 1着)
12年 7番人気1着トランスワープ(函館記念 1着)
12年 8番人気3着アスカクリチャン(七夕賞 1着)

【該当馬】
エヒト

④同年にOPクラスの芝2000mで3着以内
21年 2番人気3着クラヴェル(マーメイドS 2着)
20年 2番人気1着ブラヴァス(七夕賞 2着)
19年 8番人気3着カデナ(小倉記念 2着ほか)
13年 8番人気2着エクスペディション(鳴尾記念 2着)

【該当馬】
エヒトカイザーバローズサンレイポケットスカーフェイスヒートオンビートフェーングロッテンプレシャスブルー

⑤過去に準OPクラス以上の新潟芝1600m以上で3着以内
20年 3番人気2着ジナンボー(19年新潟記念 2着)
16年 9番人気3着ロンギングダンサー(15年新潟競馬場開設50周年記念 1着)
15年 6番人気1着パッションダンス(13年新潟記念 1着)
15年 13番人気3着ファントムライト(14年レインボーステークス 2着)
13年 10番人気1着コスモネモシン(11年福島牝馬S 2着)※新潟開催

【該当馬】
イクスプロージョンエヒトカイザーバローズカラテサンレイポケットプレシャスブルーユーキャンスマイル

⑥過去に1000万クラス以上の新潟芝2000mで1着
13年 7番人気3着ファタモルガーナ(12年信濃川特別 1着)

【該当馬】
サンレイポケット

⑦同年に芝1800m以上の重賞で3着以内
19年 2番人気1着ユーキャンスマイル(ダイヤモンドS 1着)
18年 1番人気1着ブラストワンピース(毎日杯 1着)
17年 12番人気3着カフジプリンス(ダイヤモンドS 3着)
14年 3番人気3着ラストインパクト(小倉大賞典 1着)

【該当馬】
エヒトカイザーバローズカラテサンレイポケットスカーフェイスヒートオンビートフェーングロッテン

⑦前走準OPクラス以上の芝2000m以上で1着
20年 5番人気3着サンレイポケット(ジューンS 1着)
19年 6番人気2着ジナンボー(ジューンS 1着)

【該当馬】
エヒト

⑧過去に芝2000mの重賞で連対
21年 12番人気1着マイネルファンロン(19年函館記念 2着)
12年 9番人気2着タッチミーノット (19年七夕賞 2着)

【該当馬】
エヒトカイザーバローズココロノトウダイサンレイポケットスカーフェイスヒートオンビートユーキャンスマイル

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は11頭(全18頭)です。半数以上の馬がクリアしましたが、この中でもエヒト、カイザーバローズ、サンレイポケットあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はカイザーバローズとしておきます。

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