共同通信杯(GⅢ)は東京競馬場・芝・左1800mで行われます。このコースは1~2コーナーの間にあるポケットからスタートします。2コーナーを斜めに横切って向こう正面に入ります。コーナー3つの変則的な形で、スタートして2コーナーまでの距離はおよそ160mあります。3コーナーまで750mと距離があり、先行争いはさほど激しくはなりません。ゆったりと流れて瞬発力勝負になることがままります。位置取りは前に越したことはないですが、速い上りを求められるため、先行力だけでは直線で切れ負けしてしまいます。位置取りを問わず、余力をもって直線で速い脚を使えるかどうかが好走の条件といえます。それでは過去の10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
①前年11月以降に芝1800m以上の重賞で連対
19年 4番人気3着クラージュゲリエ(京都2歳S 1着)
17年 2番人気1着スワーヴリチャード(東スポ杯2歳S 2着)
14年 1番人気1着イスラボニータ (東スポ杯2歳S 1着)
12年 2番人気1着ゴールドシップ(ラジオNIKKEI杯2歳S 2着)
12年 1番人気2着ディープブリランテ(東スポ杯2歳S 1着)
【該当馬】
アサヒ、ビーアストニッシド
②前年12月以降に芝1600m以上の重賞で3着以内
19年 1番人気2着アドマイヤマーズ(朝日杯FS 1着)
17年 1番人気3着ムーヴザワールド(東スポ杯2歳S 3着)
16年 3番人気3着メートルダール(京成杯 3着)
14年 2番人気3着サトノアラジン(ラジオNIKKEI杯2歳S 3着)
13年 2番人気2着ゴットフリート(朝日杯FS 3着)
【該当馬】
ダノンスコーピオン
③前走(前年12月以降)500万クラス以上の芝1600m以上で1着(ただし1800m以上で勝利経験あり)
18年 6番人気1着オウケンムーン(500万下 1着)
15年 1番人気2着ドゥラメンテ(セントポーリア賞 1着)
【該当馬】
該当馬なし
④前走(前年12月以降)500万クラス以上の芝1600m以上で1着
19年 3番人気1着ダノンキングリー(ひいらぎ賞 1着)
15年 4番人気1着アンビシャス(千両賞 1着)
【該当馬】
該当馬なし
⑥過去にOPクラス以上の芝1600m~2000mで3着以内
20年 3番に気1着ダーリントンホール(札幌2歳S 3着)
17年 6番人気2着エトルディーニュ(アイビーS 3着)
16年 5番人気2着イモータル(サウジアラビアRC 2着)
14年 3番人気2着ベルキャニオン(ホープフルS 2着)
13年 4番人気1着メイケイペガスター(若駒S 3着)
13年 9番人気3着マイネルストラーノ(ホープフルS 2着)
【該当馬】
アサヒ、オグリフ、ダノンスコーピオン、ビーアストニッシド、メイショウラナキラ
⑦過去に東京芝1800m以上で1着
21年 4番人気1着エフフォーリア(百日草特別 1着 ※東京芝2000)
20年 4番人気2着ビターエンダー(未勝利 1着 ※東京芝2000)
20年 2番人気3着フィリオアレグロ(新馬 1着 ※東京芝2000)
18年 3番人気2着サトノソルタス(新馬 1着 ※東京芝1800)
18年 10番人気3着エイムアンドエンド(未勝利 1着 ※東京芝2000)
16年 6番人気1着ディーマジェスティ(未勝利 1着 ※東京芝2000)
12年 3番人気3着スピルバーグ(新馬 1着 ※東京芝2000)
【該当馬】
アケルナルスター、アサヒ、サンストックトン、ジオグリフ、ジュンブロッサム、ダノンベルーガ
⑧前走芝1800m戦0.3秒以上の差で1着
21年 7番人気2着ヴィクティファルス(新馬 1着 ※0.3秒差)
21年 2番人気3着シャフリヤール(新馬 1着 ※0.3秒差)
15年 3番人気1着リアルスティール(新馬 1着 ※0.6秒差)
【該当馬】
該当馬なし
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は9頭(全15頭)です。半数以上の馬がクリアしましたがこの中でもアサヒ、ビーアストニッシド、ダノンスコーピオン、ジオグリフあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はアサヒとしておきます。
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