読売マイラーズカップ(GⅡ)は京都競馬場・芝・右・外1600mで行われます。このコースは向正面の2コーナーのポケットからスタートします。芝1600m(内回り)のスタートより若干右寄りに位置します。3コーナーまでは一直線で距離は約700m(Aコース時)もあります。向正面半ばからは徐々に坂を上り、3コーナーのところで頂上を迎えます。そして4コーナーにかけて下るというレイアウトです。内回りより勾配はキツく、高低差は4.3m(内回りは3.1m)になります。最後の直線は平坦で、Aコース時が403.7m、B、C、Dコース時が398.7mです。
淡々とした流れになりやすく、脚をタメることが出来るかどうかがポイントとなります。かつては先行~差しが主格を担っていたが、近年は逃げ馬の活躍も増えています。長い向正面と直線に近い3~4コーナー、400mほどの最後の直線で実力馬がスピードに乗って好走しやすい舞台です。ゆえに、実力のある人気馬は信頼度が高いです。穴を狙うなら、スローになった時の前残りか、近走で差し届かずにいたような馬がおすすめです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探してきましょう。
①前年10月以降に芝1600m~2000mの古馬混合G1で3着以内
19年 1番人気1着インディチャンプ(マイルCS 1着)
18年 4番人気1着サングレーザー(マイルCS 3着)
18年 1番人気3着エアスピネル(マイルCS 2着)
17年 2番人気1着イスラボニータ(マイルCS 2着)
15年 1番人気3着フィエロ(マイルCS 2着)
【該当馬】
ソウルラッシュ
②同年に芝1600m~2000mの別定G2以上で連対
21年 2番人気1着ケイデンスコール(中山記念 2着)
19年 1番人気1着ダノンプレミアム(金鯱賞 1着)
【該当馬】
該当馬なし
③同年にOPクラスの芝1400~2000mで5着以内
23年 1番人気1着シュネルマイスター(中山記念 4着)
22年 4番人気3着ファルコニア(六甲S 2着ほか)
21年 3番人気2着アルジャンナ(洛陽S 5着)
19年 5番人気2着グァンチャーレ(洛陽S 1着)
19年 4番人気3着パクスアメリカーナ(京都金杯 1着)
18年 2番人気2着モズアスコット(阪急杯 2着)
17年 1番人気2着エアスピネル(京都金杯 1着ほか)
15年 8番人気1着レッドアリオン(洛陽S 1着)
14年 3番人気1着ワールドエース(白富士S 5着)
14年 1番人気2着フィエロ(六甲S 1着)
14年 2番人気3着エキストラエンド(京都金杯 1着ほか)
【該当馬】
エエヤン、コレペティトール、スパイダーゴールド、セッション、トゥードジボン、トランキリテ、ノースザワールド、フリームファクシ、ボルザコフスキー
④同年に準OPクラス以上の芝1600~1800mで1着
22年 6番人気1着ソウルラッシュ(春興S 1着)
16年 3番人気1着クルーガー(初富士S 1着)
【該当馬】
コレペティトール、トランキリテ、ボルザコフスキー
⑤過去1年以内に1400~2400mの牡馬混合別定G2以上で連対
23年 4番人気2着ガイアフォース(セントライト記念 1着)
23年 3番人気3着ソウルラッシュ(22年マイラーズC 1着ほか)
22年 1番人気2着ホウオウアマゾン(阪神C 2着)
15年 4番人気2着サンライズメジャー(スワンS 2着)
【該当馬】
セリフォス、ソウルラッシュ
⑥過去に古馬混合1600mのG1で3着内
16年 5番人気2着ダノンシャーク(14年マイルCS 1着ほか)
16年 11番人気3着クラレント(15年安田記念 3着)
【該当馬】
セリフォス、ソウルラッシュ
⑦前年10月以降に芝1600mのG3以上で1着
17年 6番人気3着ヤングマンパワー (富士S 1着)
【該当馬】
コレペティトール
⑧過去に芝1400~1800mの重賞で5着内
20年 7番人気2着ベステンダンク(18年 スワンS 4着)
20年 2番人気3着ヴァンドギャルド(19年 毎日杯 3着ほか)
【該当馬】
エアロロノア、エエヤン、コレペティトール、セッション、セリフォス、ソウルラッシュ、ソーヴァリアント、トゥードジボン、ビーアストニッシド、フリームファクシ、ボルザコフスキー、リューベック
本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は15頭(全17頭)です。殆どの馬がクリアしましたが、この中でもソウルラッシュ、コレペティトール、ボルザコフスキー、セリフォスあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はソウルラッシュとしておきます。
コメント