第59回農林水産省賞典小倉記念(GⅢ)攻略データ(1)

攻略データ

小倉記念(GⅢ)は小倉競馬場・芝・右2000mで行われます。このコースは正面スタンド前直線の4コーナーのポケットからスタートします。最初の1コーナーまでの距離は約472mあり、1~2コーナーは上り坂となります。小倉競馬場は2コーナーのところが最高部(芝コースの高低差は3m)で、3~4コーナーはスパイラルカーブで下り坂です。最後の直線距離は293mあります。仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンです。

スタートから最初のコーナーまでの距離があるため、極端なハイペースになることは少ないですが、直線を走る距離が長く、1800mよりペースは速くなります。向正面でペースが落ち着き、3コーナーあたりから再びペースアップします。先行争いやメンバー、馬場によってここでの攻防が激しくなり、ラップが大きく動く時があります。枠順は内だから良いということはなく中枠が優勢です。クラスが上がってテンが速くなると差し、追い込みも決まりますが底力のない馬が差し切るのは難しいです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中28頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①過去1年以内に芝2000m以上の古馬混合G2で連対、もしくはG1で5着以内
18年 2番人気2着サトノクロニクル(阪神大賞典 2着)
14年 3番人気1着サトノノブレス(日経新春杯 1着)
14年 2番人気3着メイショウナルト(オールカマー 2着)

【該当馬】
エヒトマリアエレーナ

②同年にOPクラスの芝2000mで5着以内
22年 2番人気1着マリアエレーナ(マーメイドS 2着ほか)
22年 1番人気3着ジェラルディーナ(鳴尾記念 2着)
19年 1番人気1着メールドグラース(鳴尾記念 1着ほか)
19年 6番人気2着カデナ(福島民報杯 3着)
19年 5番人気3着ノーブルマーズ(鳴尾記念 5着)
18年 1番人気1着トリオンフ(鳴尾記念 2着ほか)
17年 6番人気3着フェルメッツァ(七夕賞 5着ほか)
16年 11番人気1着クランモンタナ(福島民報杯 4着)
15年 6番人気1着アズマシャトル(鳴尾記念 3着ほか)
15年 2番人気2着ベルーフ(京成杯 1着)
15年 3番人気3着ウインプリメーラ(マーメイドS 4着)
14年 6番人気2着マーティンボロ(中日新聞杯 1着)
13年 1番人気3着マイネルラクリマ(七夕賞 1着)

【該当馬】
カレンルシェルブルテーオーシリウスマリアエレーナゴールドエクリプスククナワンダフルタウン

③前走3勝クラスの芝1800~2000mで連対
18年 5番人気3着マウントゴールド(下鴨S 1着)
17年 2番人気2着サンマルティン(むらさき賞 1着)
13年 3番人気1着メイショウナルト(関ヶ原S 2着)

【該当馬】
該当馬なし

④同年に3勝クラス以上の芝・ダート1600m以上で5着以内
21年 6番人気1着モズナガレボシ(佐渡S 3着ほか)
21年 5番人気2着ヒュミドール(日経賞 4着ほか)
21年 8番人気3着スーパーフェザー(不知火S 3着)
20年 13番人気3着アウトライアーズ(小倉大賞典 5着)
17年 4番人気1着タツゴウゲキ(垂水S 3着)
16年 4番人気2着ベルーフ(日経新春杯 5着)
16年 6番人気3着エキストラエンド(東京新聞杯 2着)
13年 3番人気1着メイショウナルト(関ヶ原S 2着)

【該当馬】
カレンルシェルブルテーオーシリウスエヒトマリアエレーナカテドラルゴールドエクリプスククナワンダフルタウンザイツィンガーレヴェッツァスカーフェイス

⑤過去に芝2000mの重賞で1着
20年 6番人気2着サトノガーネット(19年中日新聞杯 1着)

【該当馬】
エヒトマリアエレーナモズナガレボシワンダフルタウン

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は12頭(全16頭)です。こちらも半数以上の馬がクリアしましたが、この中でもエヒト、マリアエレーナ、ワンダフルタウンあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はマリアエレーナとしておきます。

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