NHKマイルカップ(GⅠ)の過去5年間の好走した馬から考察していきます。昨年は18番人気(単勝オッズ229.1倍)のカワキタレブリーが3着に入り、3連単153万2370円の高額配当が飛び出しました。3連単が発売されるようになった2005年以降の計18回中、半数の9回は3連単の配当が20万を超えているうえ、そのうち4回は100万円を超える大波乱決着となっています。今年も伏兵の台頭を警戒しておいた方が良さそうです。また、面白いデータとしてはNHKマイルカップでJRA・G1の初制覇となる騎手も多いです。02年の勝浦正樹騎手(テレグノシス)、07年の内田博幸騎手(ピンクカメオ)、09年の藤岡康太騎手(ジョーカプチーノ)、12年の秋山真一郎騎手(ケイアイノーテック)、13年の柴田大知騎手※平地G1初制覇(マイネルホウオウ)の6人もいます。今年もG1初制覇の騎手が現れるかもしれませんね。それではNHKマイルカップ(GⅠ)の過去5年間の結果は以下の通りとなります。
年 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 人気 | 騎手 | 父 | 母父 |
2022 | 18 | ダノンスコーピオン | 牡3 | 4 | 川田将雅 | ロードカナロア | Sligo Bay |
1 | マテンロウオリオン | 牡3 | 3 | 横山典弘 | ダイワメジャー | キングカメハメハ | |
10 | カワキタレブリー | 牡3 | 18 | 菅原明良 | ドレフォン | ディープインパクト | |
2021 | 15 | シュネルマイスター | 牡3 | 2 | C.ルメー | Kingman | Soldier Hollow |
10 | ソングライン | 牝3 | 7 | 池添謙一 | キズナ | シンボリクリスエス | |
8 | グレナディアガーズ | 牡3 | 1 | 川田将雅 | Frankel | Harlington | |
2020 | 11 | ラウダシオン | 牡3 | 9 | M.デムー | リアルインパクト | Songandaprayer |
3 | レシステンシア | 牝3 | 1 | C.ルメー | ダイワメジャー | Lizard Island | |
6 | ギルデッドミラー | 牝3 | 6 | 福永祐一 | オルフェーヴル | Tiznow | |
2019 | 17 | アドマイヤマーズ | 牡3 | 2 | M.デムー | ダイワメジャー | Medicean |
18 | ケイデンスコール | 牡3 | 14 | 石橋脩 | ロードカナロア | ハーツクライ | |
10 | カテドラル | 牡3 | 7 | B.アヴド | ハーツクライ | Rock of Gibraltar | |
2018 | 11 | ケイアイノーテック | 牡3 | 6 | 藤岡佑介 | ディープインパクト | Smarty Jones |
9 | ギベオン | 牡3 | 2 | M.デムー | ディープインパクト | Ghostzapper | |
17 | レッドヴェイロン | 牡3 | 9 | 岩田康誠 | キングカメハメハ | ダンシングブレーヴ |
【枠番・馬番】
過去5年でみると5枠、8枠が4回づつ馬券に絡んでいます。全体を通しても5枠より外枠の好走が目立っています。馬番でみても10番が3回、11番、17番、18番が2回づつとやはり外目が好走しています。
【性齢】
3歳のG1なので年齢での評価は出来ません。基本的には牡馬が活躍していますが、過去5年間で牝馬も3回馬券に絡んでいますので、安易に牝馬だからといって切るのはダメですね。
【人気】
正直上位人気馬の信頼度は低めです。冒頭にも書きましたが、昨年は18番人気が馬券に絡む大波乱でしたし、毎年7番人気以下の馬が飛び込んできているので人気薄の馬も要注意です。
【騎手】
過去5年間でみてみるとM.デムーロ騎手が3回、川田将雅騎手、C.ルメール騎手が2回づつ馬券に絡んでいます。また、過去3年間の東京芝1600m戦の勝利数でみてみると戸崎圭太騎手、横山武史騎手、田辺裕信騎手が上位にいます。
【血統】
過去5年間でみてみるとそれほど大きな特徴もなく、どの血統も馬券に絡んでいるイメージです。過去3年間の東京芝1600m戦の勝利数でみてみるとディープインパクト、ロードカナロア、エピファネイアが上位となっています。
ということでNHKマイルカップ(GⅠ)は『5枠、8枠』、『人気薄の馬に注意』『M.デムーロ騎手、川田将雅騎手、C.ルメール騎手』、『ディープインパクト、ロードカナロア、エピファネイア産駒』というキーワードを考慮しながら予想を組み立てていこうと思います。とりあえず現時点本命候補は変更せずオオバンブルマイのままにしておきます。
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