第28回NHKマイルカップ(GⅠ)攻略データ(1)

攻略データ

NHKマイルカップ(GⅠ)は東京競馬場・芝・左1600mで行われます。このコースのスタート地点は向正面直線の右奥となります。最初の3コーナーまでの直線距離は約542m(Aコース時)あります。3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂となり、3~4コーナーにかけては下り坂になっています。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂となります(高低差2.1m)。東京競馬場全体の高低差は2.7mあり、最後の直線距離は525.9mで、新潟の外回りコースに次ぐ長さです。仮柵によるコース設定はA、B、C、Dの4パターン。3mごとに幅員が異なります。例年、Dコースは1~2月に使用され、芝内側部分を保護しています。

向正面の奥からスタートし、250m地点までは緩やかな下りが続きます。3コーナーまでは約542m(Aコース時)の直線でポジション争いはさほど激しくならず、枠順に有利不利も少ないです。ただし、3コーナー手前でいったん坂を登りますが、再度下りの状態でコーナーに突入するため、息を抜きたいはずのコーナーで息が抜けません。そのため1400mに比べ上がりが掛かる傾向があります。マイル戦ながらスタミナ消耗戦になるコースで、このコースを逃げ切るにはスピードに加え、スタミナ、底力が必要となります。基本は瞬発力を持つ馬が有利なコースです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中28頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①同年に芝1800m以上の牡馬混合重賞で連対、かつ500万クラス以上の東京芝1400m以上で1着
18年 2番人気2着ギベオン(毎日杯 2着1/フリージア賞 1着)

【該当馬】
該当馬なし

②同年に芝1600mの重賞で連対
22年 4番人気1着ダノンスコーピオン(アーリントンC 1着ほか)
22年 3番人気2着マテンロウオリオン(NZT 2着)
20年 1番人気2着レシステンシア(桜花賞 2着)
20年 6番人気3着ギルデッドミラー(アーリントンC 2着)
19年 7番人気3着カテドラル(アーリントンC 2着)
18年 6番人気1着ケイアイノーテック(NZT 2着)
17年 2番人気1着アエロリット(クイーンC 2着ほか)
16年 1番人気1着メジャーエンブレム(クイーンC 1着)
16年 12番人気3着レインボーライン(アーリントンC 1着)
14年 1番人気1着ミッキーアイル(アーリントンC 1着ほか)

【該当馬】
ウンブライルエエヤンオオバンブルマイセッション

③同年に芝1600m以上の重賞で3着以内
21年 2番人気1着シュネルマイスター(弥生賞 2着)
19年 2番人気1着アドマイヤマーズ(共同通信杯 2着)
18年 9番人気3着レッドヴェイロン(アーリントン 3着)
17年 6番人気3着ボンセルヴィーソ(NZT 3着)
16年 2番人気2着ロードクエスト(スプリングS 3着)
15年 4番人気2着アルビアーノ(フラワーC 1着)
14年 12番人気3着キングズオブザサン(京成杯 2着)
13年 10番人気1着マイネルホウオウ(スプリングS 3着)

【該当馬】
ウンブライルエエヤンオオバンブルマイシャンパンカラーショーモンセッショントーホウガレオンモリアーナ

④前走OPクラスの芝1400m以上で連対
21年 1番人気3着グレナディアガーズ(朝日杯FS 1着)
20年 9番人気1着ラウダシオン(ファルコンS 2着)
14年 17番人気2着タガノブルグ(橘S 1着)
13年 6番人気2着インパルスヒーロー(ファルコンS 1着)

【該当馬】
ウンブライルエエヤンオオバンブルマイカルロヴェローチェクルゼイロドスルセッションタマモブラックタイ

⑤過去に芝・ダート1600~1800mの牡馬混合重賞で1着
19年 14番人気ケイデンスコール(新潟2歳S 1着)
17年 13番人気リエノテソーロ(全日本2歳優 1着)
15年 2番人気ミュゼスルタン(新潟2歳S 1着)

【該当馬】
エエヤンオオバンブルマイオールパルフェドルチェモア

⑥前年の朝日杯FSで4着以内
15年 3番人気1着クラリティスカイ(朝日杯FS 3着)
13年 8番人気3着フラムドグロワール(朝日杯FS 4着)

【該当馬】
ダノンタッチダウンドルチェモア

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は14頭(全20頭)です。多くの馬がクリアしましたが、この中でもウンブライル、エエヤン、オオバンブルマイ、セッションあたりが面白そうです。とりあえず現時点での本命候補はオオバンブルマイとしておきます。

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