第97回中山記念(GⅡ)攻略データ(1)

攻略データ

中山記念(GⅡ)は中山競馬場・芝・右1800mで行われます。このコースは正面スタンド前直線の半ばからスタートします。ゲートオープン後、すぐに急坂が待ち構えており、最初の1コーナーまでの距離は約205m(Aコース時)あります。1~2コーナーの中間までは上り坂で、その後は内回りコースに入り、向正面の直線は平坦となります。3~4コーナーは緩い下り坂になっており、最後の直線距離は310mと、中央4場の中では最短です。なおかつ、ゴール前には高低差約2.2mの急坂があります。なお、仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンです。

スタート後すぐに急坂を上がるため、極端に速いペースにはなりにくいです。従ってスンナリと前のポジションを取った馬が有利で、逃げ、先行馬の成績が良いです。コーナーを4つ回るため、外々を回らされるとその分ロスが大きくなって厳しくなります。上がりの平均タイムがクラス別で大きな差がなく、上がりの競馬にはなりにくいです。前半から中盤のペースが勝ちタイムの差となって出ててきます。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①前年秋以降に芝1600m以上の古馬牡馬混合G1で5着以内
20年 1番人気1着ダノンキングリー(マイルCS 5着)
20年 2番人気2着ラッキーライラック(香港ヴァーズ 2着)
19年 2番人気3着ステルヴィオ(マイルCS 1着)
17年 3番人気1着ネオリアリズム(マイルCS 3着)
17年 7番人気3着ロゴタイプ(天皇賞秋 5着)
16年 4番人気2着アンビシャス(天皇賞秋 5着)
14年 2番人気1着ジャスタウェイ(天皇賞秋 1着)
13年 8番人気3着シルポート(マイルCS 4着)

【該当馬】
シュネルマイスターダノンザキッド

②過去1年以内に芝1400m~2200mのG2以上で連対
19年 5番人気1着ウインブライト(QE2世C 1着ほか)
19年 6番人気2着ラッキーライラック(桜花賞 2着ほか)
18年 2番人気1着ウインブライト(スプリングS 1着)
18年 5番人気2着アエロリット(NHKマイルC 1着)
16年 1番人気1着ドゥラメンテ(皐月賞 1着)
16年 2番人気3着リアルスティール(皐月賞 2着ほか)
15年 3番人気1着ヌーヴォレコルト(エリザベス女王杯 2着ほか)
14年 3番人気3着ロゴタイプ(皐月賞 1着ほか)
13年 2番人気1着ナカヤマナイト(オールカマー 1着)
13年 3番人気2着ダイワファルコン(オールカマー 2着)

【該当馬】
シュネルマイスタースタニングローズソーヴァリアントダノンザキッドヒシイグアス

③同年にOPクラスの芝1600m以上で3着内
22年 4番人気2着カラテ(東京新聞杯 3着ほか)
22年 3番人気3着アドマイヤハダル(白富士S 2着)
21年 1番人気1着ヒシイグアス(中山金杯 1着)
21年 5番人気2着ケイデンスコール(京都金杯 1着)
21年 7番人気3着ウインクシード(中山金杯 3着)
17年 8番人気2着サクラアンプルール(白富士S 2着)
15年 2番人気2着ロゴタイプ(中山金杯 2着)

【該当馬】
イルーシヴパンサードーブネラーグルフ

④過去1年以内にOPクラスの芝1800mで連対
15年 4番人気3着ステファノス(白百合S 1着)
14年 4番人気2着アルキメデス(朝日チャレンジC 1着)

【該当馬】
ショウナンマグマスタニングローズ

⑤過去に1800m以上のG1で1着
20年 6番人気3着ソウルスターリング(17年オークス 1着)

【該当馬】
スタニングローズダノンザキッド

⑥前年8月以降に1600m以上の重賞で1着
22年 2番人気1着パンサラッサ(福島記念 1着)
18年 6番人気3着マルターズアポジー(関屋記念 1着)

【該当馬】
イルーシヴパンサースタニングローズソーヴァリアントラーグルフ

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は9頭(全15頭)です。この中でもシュネルマイスター、ダノンザキッド、スタニングローズ、ソーヴァリアント、イルーシヴパンサー、ラーグルフあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点本命候補はスタニングローズとしておきます。

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