日本ダービー(東京優駿)(GⅠ)は東京競馬場・芝・左2400mで行われます。このコースはスタートしてからゴール板を一度通過しコースを1周します。スローペースからの瞬発力勝負というイメージが強い長距離戦ですが、クラス、レースによっては緩みのない淡々としたラップで流れることもあります。そうなると瞬発力だけでなく、スタミナも併せ持っていることが好走の条件となります。また、1コーナーを上手く入ることが大事で、内枠が優勢、外枠が劣勢と言われており、他のコースに比べて逃げ切りも困難と言われています。それでは過去10年で3着以内に好走した全30が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます(競馬先強の法則を参考)。
①皐月賞1着を含め重賞を連勝中
16年 1番に気3着ディーマジェスティ(皐月賞 1着/共同通信杯 1着)
14年 1番人気2着イスラボニータ(皐月賞 1着/共同通信杯 1着)
11年 1番人気1着オルフェーブル(皐月賞 1着/スプリングS 1着)
10年 1番人気3着ヴィクトワールピサ(皐月賞 1着/弥生賞 1着)
【該当馬】
アルアイン
②皐月賞3着以内、かつ同年に芝1600m以上の重賞で連対
16年 3番人気1着マカヒキ(皐月賞 2着/弥生賞 1着)
16年 2番人気2着サトノダイヤモンド(皐月賞 3着/きさらぎ賞 1着)
15年 1番人気1着ドゥラメンテ(皐月賞 1着/共同通信杯 2着)
12年 3番人気1着ディープブリランテ(皐月賞 3着/スプリングS 2着)
10年 7番人気1着エイシンフラッシュ(皐月賞 3着/京成杯 1着)
【該当馬】
アルアイン、ペルシアンナイト
③前走芝1600m以上の重賞を含め連勝中
15年 5番人気2着サトノラーゼン(京都新聞杯 1着/はなみずき賞 1着)
13年 1番人気1着キズナ(東京新聞杯 1着/毎日杯 1着)
12年 7番人気3着トーセンホマレボシ(京都新聞杯 1着/大寒桜賞 1着)
08年 1番人気1着ディープスカイ(NHKマイルC 1着/毎日杯 1着)
【該当馬】
アドミラブル、アルアイン
④前走芝1600m以上のG1で5着以内、かつ過去に芝1600m以上の重賞を2勝以上
10年 5番人気2着ローズキングダム(皐月賞 4着/朝日杯FS 1着ほか)
07年 3番人気1着ウオッカ(桜花賞 2着/チューリップ賞 1着ほか)
【該当馬】
該当馬なし
⑤皐月賞に出走、かつ弥生賞、きさらぎ賞、スプリングSのいずれかで連対
15年 3番人気3着サトノクラウン(皐月賞 6着/弥生賞 1着)
14年 3番人気1着ワンアンドオンリー(皐月賞 4着/弥生賞 2着)
11年 8番人気2着ベルシャザール(皐月賞 11着/スプリングS 2着)
09年 2番人気1着ロジユニヴァース(皐月賞 14着/弥生賞 1着)
09年 5番人気2着リーチザクラウン(皐月賞 13着/きさらぎ賞 1着)
08年 12番人気2着スマイルジャック(皐月賞 9着/きさらぎ賞 2着)
08年 6番人気3着ブラックシェル(皐月賞 6着/弥生賞 2着)
07年 14番人気2着アサクサキングス(皐月賞 7着/きさらぎ賞 1着)
07年 4番人気3着アドマイヤオーラ(皐月賞 4着/弥生賞 1着)
【該当馬】
アメリカズカップ、ウインブライト、カデナ、マイスタイル
⑥過去2走以内にOPクラスの芝2200m以上で連対
13年 8番人気3着アポロソニック(青葉賞 2着)
12年 5番人気2着フェノーメノ(青葉賞 1着)
11年 10番人気2着ウインバリアシオン(青葉賞 1着)
【該当馬】
アドミラブル、クリンチャー、サトノクロニクル、ベストアプローチ
⑦過去に芝1800m以上の重賞を含みOPクラスの芝1800m以上で2回以上連対
14年 12番人気3着マイネルフロスト(毎日杯 1着/コスモス賞 1着)
13年 3番人気2着エピファネイア(皐月賞 2着/ラジオNIKKEI杯2歳S 1着ほか)
【該当馬】
アメリカズカップ、アルアイン、カデナ、サトノアーサー、スワーヴリチャード、ペルシアンナイト
⑧前走(同年4月以降)OPクラスの芝1800m以上で連対、過去に芝1600m以上の重賞で1着
09年 8番人気3着アントニオバローズ(プリンシパルS 2着/シンザン記念 1着)
【該当馬】
アルアイン、ペルシアンナイト
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は12頭(全19頭)です。今年の3歳勢は牝馬が強いなんて言われていますが、牡馬のレベルも高いと思います。しかも粒揃い状態なのでどの馬が1番人気になるのかも現時点では分からないです。まだまだ予想が変わると思いますが、とりあえず本日のデータのみで評価するとアルアインが本命かなといったところでしょうか。