第71回日経新春杯(GⅡ)攻略データ(1)

攻略データ

日経新春杯(GⅡ)京都競馬場・芝・右・外2400mで行われます。このコースは4コーナー奥のポケットからスタートし、1コーナーまでスタンド前直線を約600m(Aコース)を駆け抜けます。1~2コーナーは平坦で、2コーナーを回ると約500mのバックストレッチとなります。向正面半ばからは徐々に坂を上り、3コーナーのところで頂上を迎えます。そして4コーナーにかけて下るというレイアウトです。外回りコース使用で高低差は4.3m(内回りは3.1m)です。最後の直線は平坦で、Aコース時が403.7m、B、C、Dコース時が398.7mとなります。

1コーナーに入るまでにはペースが落ち着き、通常はここで一息入るため芝2200mに比べて前有利となります。そうしたコース形態から、スローで流れて上り勝負になることが多く、ペースによっては強い差し馬でも前の馬に追いつかないことがしばしばあります。一方、緩いペースを嫌った馬が3コーナーでマクリを打ってくるケースも見られ、そうなると展開が乱れることもあります。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬をさがしていきます。

①前年以降に2勝クラス以上の芝1800m以上で勝ち鞍がある4歳馬
23年 4番人気3着プラダリア(青葉賞 1着)
22年 1番人気2着ステラヴェローチェ(神戸新聞杯 1着)
20年 2番人気1着モズベッロ(高雄特別 1着)
19年 1番人気1着グローリーヴェイズ(佐渡S 1着)
17年 1番人気1着ミッキーロケット(HTB賞 1着)
17年 2番人気2着シャケトラ(境港特別 1着)
16年 2番人気1着レーヴミストラル(青葉賞 1着)
16年 1番人気2着シュヴァルグラン(オリオンS 1着ほか)
15年 6番人気1着アドマイヤデウス(若葉S 1着)

【該当馬】
サヴォーナサトノグランツリビアングラス

②前年9月以降に3勝クラスの芝2000~2500mで連対
21年 7番人気1着ショウリュウイクゾ(ムーンライトHC 2着)
21年 4番人気3着クラージュゲリエ(アンドロメダS 2着)
20年 5番人気2着レッドレオン(比叡S 1着)
20年 11番人気3着エーティーラッセン(オリオンS 2着)
19年 5番人気2着ルックトゥワイス(グレイトフルS 1着)
19年 3番人気3着シュペルミエール(オリオンS 1着)
18年 1番人気1着パフォーマプロミス(グレイトフルS 1着)
14年 1番人気2着アドマイヤフライト(オリオンS 1着)

【該当馬】
レッドバリエンテ

③前年6月以降に芝1800m以上の重賞で5着以内
23年 2番人気1着ヴェルトライゼンデ(ジャパンカップ 3着ほか)
23年 10番人気2着キングオブドラゴン(鳴尾記念 5着)
22年 9番人気3着ヤシャマル(新潟記念 4着)
18年 4番人気2着ロードヴァンドール(中日新聞杯 3着)
17年 4番人気3着モンドインテロ(ステイヤーズS 3着ほか)
16年 4番人気3着サトノノブレス(金鯱賞 3着ほか)
15年 10番人気2着フーラブライド(エリザベス女王杯 4着)
15年 7番人気3着アドマイヤフライト(函館記念 4着)
14年 2番人気1着サトノノブレス(菊花賞 2着)
14年 4番人気3着フーラブライド(愛知杯 1着)

【該当馬】
インプレスカレンルシェルブルサヴォーナサトノグランツハーツコンチェルトヒンドゥタイムズブローザホーン

④前走2勝クラス以上の芝2200m~2500m戦で1着
18年 7番人気3着ガンコ(江坂特別 1着)

【該当馬】
該当馬なし

⑤過去に芝2000m以上のG1で3着以内
22年 3番人気1着ヨーホーレイク(20年ホープフルS 3着)

【該当馬】
ハーツコンチェルト

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は9頭(全14頭)です。半数以上の馬がクリアしましたが、この中でもサヴォーナ、サトノグランツ、ハーツコンチェルトあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はハーツコンチェルトとしておきます。

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