ユニコーンステークス(GⅢ)は東京競馬場・ダ・左1600mで行われます。このコースは芝スタートであり、なおかつ内と外では芝を走る距離が異なります。2コーナーの奥からスタートし、内枠発走でも約150m芝を走ることになり、外はそれよりも約30m芝部分が長いです。3コーナーまでの距離は約640mあり、3~4コーナーはほぼ平坦です。最後の直線距離は501.6mで、日本のダートコースで最長距離を誇ります。途中、緩やかな上り坂があるのも特徴です。
最初のコーナーまで長い距離を走ることになりますが、スローペースになることは少ないです。条件クラスでは前半のラップはさほど変わらないが、クラスが上がるほど中盤~ラストの流れが厳しくなり、スピードとタフさが要求されます。基本的には逃げ・先行が有利ですが、東京ダート1300m~1400mに比べると逃げ切りの割合は少なく、上級クラスになると後方からの差し・追い込みも届きます。それでは過去10年で3着以内に好走した全31頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます(競馬最強の法則を参考)。
※2013年は3着同着の為、10年で該当馬が31頭となります。
①前走OPクラスのダート1400m以上で連対
20年 1番人気1着カフェファラオ(ヒヤシンスS 1着)
20年 3番人気2着デュードヴァン(青竜S 1着)
19年 2番人気2着デュープロセス(青竜S 1着)
18年 1番人気1着ルヴァンスレーヴ(伏竜S 2着)
18年 3番人気2着グレートタイム(鳳雛S 2着)
17年 5番人気2着ハルクンノテソーロ(昇竜S 2着)
17年 3番人気3着サンライズソア(青竜S 1着)
16年 2番人気1着ゴールドドリーム(兵庫チャンピオンシップ 2着)
16年 1番人気2着ストロングバローズ(伏竜S 1着)
16年 3番人気3着グレンツェント(青竜S 1着)
15年 2番人気1着ノンコノユメ(青竜S 1着)
15年 3番人気3着アルタイル(青竜S 2着)
14年 4番人気2着コーリンベリー(端午S 2着)
13年 3番人気1着ベストウォーリア(兵庫チャンピオンシップ 2着)
13年 1番人気2着サウンドリアーナ(端午S 1着)
【該当馬】
グレートサンドシー
②前走1勝クラスのダート1600m以上で1着(0.4秒差以上)
21年 3番人気3着ケイアイロベージ(1勝クラス 1着 ※0.5秒差)
19年 6番人気3着ダンツキャッスル(500万 1着 ※0.8秒差)
13年 8番人気3着サウンドトゥルー(500万 1着 ※0.5秒差)
【該当馬】
ニシノカシミヤ、ブライアンセンス
③前走OPクラスもしくは古馬混合2勝クラス以上のダート1400m以上で5着以内
22年 7番人気1着ペイシャエス(青竜S 5着)
22年 8番人気2着バトルクライ(青竜S 3着)
21年 7番人気1着スマッシャー(端午S 3着)
17年 2番人気1着サンライズノヴァ(鳳雛S 4着)
15年 9番人気2着ノボバカラ(青竜S 4着)
14年 3番人気1着レッドアルヴィス(三浦特別 4着)
14年 7番人気3着バンズーム(鳳雛S 3着)
【該当馬】
グレートサンドシー、サンライズジーク、ジャスパーバローズ、ニシノカシミヤ、ペリエール
④前走1勝クラスのダート1400m以上で1着
20年 11番人気3着ケンシンコウ(1勝クラス 1600m 1着)
18年 7番人気3着グレートタイム(500万 1400m 1着)
【該当馬】
ニシキギミッチー、ハードワイヤード、ブライアンセンス、ヘンリー、ワールズコライド
⑤過去に重賞の芝・ダート1600mで連対
22年 9番人気2着セキフウ(サウジダービー 2着)
19年 3番人気1着ワイドファラオ(NZT 1着)
【該当馬】
オマツリオトコ
本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は11頭(全17頭)です。半数以上の馬がクリアしましたが、この中でもグレートサンドシー、ニシノカシミヤ、ブライアンセンスあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はグレートサンドシーにしておきます。
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