新潟2歳ステークス(GⅢ)は新潟競馬場・芝・左・外1600mで行われます。このコースのスタート地点は向正面直線の真ん中よりやや右となり、3コーナーまでの直線は約550m(Aコース時)あります。バックストレッチの内回りと外回りの分岐点を過ぎたところから、約1.7mの坂を上ります。3~4コーナーはスパイラルカーブで、やや急な下り坂となります。仮柵によるコース設定はA、Bの2パターンで、最後の直線距離はともに659mです。この部分はほぼ平坦ですが、距離は日本最長を誇ります。
芝1800m同様、コーナーで一旦緩み、日本一長い659mの直線での上がり勝負となります。急→緩→急の典型的なラップになった場合に逃げ切るのは至難の業で、上手く前々から押し切るためには、道中で極端にペースを緩めず、直線の入り口までに後続とのリードを広げておく必要があります。馬券の狙いはやはり差し馬で、特に、新潟コース実績がある馬は要注意です。他コースで凡走が続いていても、新潟コース替わりでパフォーマンスを上げてくるケースは多いです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
①前走芝1200~1600mで1着(0.5秒差以上)
21年 2番人気3着オタルエバー(新馬 1着 ※新潟1600/0.7秒差)
20年 2番人気1着ショックアクション(未勝利 1着 ※新潟1600/0.7秒差)
20年 3番人気3着フラーズダルム(新馬 1着 ※阪神1600/0.7秒差)
19年 1番人気1着ウーマンズハート(新馬 1着 ※新潟1600/0.6秒差)
17年 5番人気2着コーディエライト(未勝利 1着 ※中京1400/1.0秒差)
14年 6番人気3着ニシノラッシュ(新馬 1着 ※福島1200/0.7秒差)
【該当馬】
該当馬なし
②前走新潟芝1400m以上で1着、かつ上がり3ハロン2位以内
18年 1番人気1着ケイデンスコール(未勝利戦 1着 ※新潟芝1600/1位)
14年 3番人気1着ミュゼスルタン(新馬 1着 ※新潟芝1600/1位)
12年 3番人気1着ザラストロ(未勝利 1着 ※新潟芝1600/1位)
【該当馬】
ウインオーディン、キタウイング
③前走芝・ダ1200m以上で1着、かつ上がり3ハロン1位
20年 1番人気2着ブルーシンフォニー(新馬 1着 ※東京1600)
19年 3番人気2着ペールエール(新馬 1着 ※中京1400)
16年 3番人気1着ヴィゼットジョリー(新馬 1着 ※中京1400)
16年 6番人気2着オーバースペック(未勝利 1着 ※1800)
15年 1番人気1着ロードクエスト(新馬 1着 ※東京1600)
15年 12番人気2着ウインファビラス(未勝利 1着 ※福島1800)
14年 1番人気1着アヴニールマルシェ(新馬 1着 ※東京1800)
13年 1番人気1着ハープスター(新馬 1着 ※中京芝1400)
12年 10番人気2着ノウレッジ(新馬 1着 ※新潟ダ1200)
12年 9番人気3着サウンドリアーナ(新馬 1着 ※中京芝1400)
【該当馬】
アイスグリーン、ウインオーディン、キタウイング、チカポコ、ロードディフィート
④前走芝1200~1800m戦で1着、かつ上がり3ハロン2位以内
21年 3番人気1着セリフォス(新馬 1着 ※中京1600/2位)
21年 1番人気2着アライバル(新馬 1着 ※東京1600/2位)
19年 8番人気3着ビッククインバイオ(未勝利 1着 ※東京1600/2位)
18年 8番人気3着スティルネス(新馬 1着 ※福島1200/2位)
18年 2番人気2着アンブロークン(新馬 1着 ※東京1800/2位)
17年 3番人気1着フロンティア(新馬 1着 ※中京芝1600/2位)
17年 2番人気3着テンクウ(新馬1着 ※東京1600/2位)
16年 2番人気3着イブキ(新馬 1着 ※東京芝1800/2位)
13年 4番人気2着イスラボニータ(新馬 1着 ※東京芝1600/2位)
13年 6番人気3着ピークトラム(未勝利 1着 ※阪神芝1600/2位)
【該当馬】
アイスグリーン、ウインオーディン、キタウイング、グラニット、シーウィザード、チカポコ、ロードディフィート
本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は7頭(全11頭)です。登録馬が11頭と寂し重賞戦になりそうですが、この7頭の中でもウインオーディン、キタウイングに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はウインオーディンとしておきます。
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