七夕賞(GⅢ)は福島競馬場・芝・右2000mで行われます。このコースはスタンド前直線を延長したポケットからスタートします。ポケットはコースで一番高い4コーナーのさらにバンクの外側にあります。下りスタートで最初の直線が500mと長いため、テンは1800mよりも速くなります。向う正面で馬群が縦長になりいったん落ち着きますが、3コーナーから再びペースがあがり、4コーナーの下りで加速して直線に入ります。先行馬と差し馬が激突し、直線は激しい追い比べとなります。1800mよりも前傾ペースになりやすく、展開一つで追い込み馬が間に合うこともありますが、やはり小回りコースで勝ち馬の中心は先行馬となります。先行力があり、消耗戦に強い、渋太いタイプの馬が狙い目です。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中26頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
①過去1年以内に芝1800~2200mの古馬混合重賞で連対
20年 3番人気1着クレッシェンドラヴ(福島記念 1着ほか)
19年 3番人気1着ミッキースワロー(新潟大賞典 2着)
17年 1番人気1着ゼーヴィント(AJC杯 2着ほか)
17年 5番人気2着マイネルフロスト(新潟大賞典 2着)
16年 3番人気1着アルバートドック(小倉大賞典 1着)
16年 5番人気2着ダコール(小倉大賞典 2着)
14年 5番人気1着メイショウナルト(13年小倉記念 1着ほか)
14年 1番人気3着マイネルラクリマ(エプソムC 2着ほか)
【該当馬】
ロザムール、ショウナンバルディ、アールスター、クレッシェンドラヴ、ヴァンケドミンゴ
②同年に準OPクラス以上の芝1800~2200mで1着、かつOPクラスの芝1800m以上で4着以内
20年 7番人気2着ブラヴァス(但馬S 1着/新潟大賞典 4着)
19年 2番人気2着クレッシェンドラヴ(三浦S 1着/福島民報杯 2着)
18年 4番人気2着マイネルサージュ(福島民報杯 1着/白富士S 3着)
13年 1番人気1着マイネルラクリマ(福島民報杯 1着/都大路S 2着)
【該当馬】
ツーエムアロンソ
③過去に芝1800~2200mの重賞で3着以内
19年 12番人気3着ロードヴァンドール(17年 中日新聞杯 3着ほか)
17年 7番人気3着ソールインパクト(14年 東スポ杯2歳S 3着)
15年 2番人気1着グランデッツァ(12年 スプリングS 1着ほか)
15年 8番人気2着ステラウインド(14年 函館記念 3着)
13年 7番人気2着トレイルブレイザー(12年 京都記念 1着)
13年 14番人気3着タガノエルシコ(12年 朝日チャレンジC 3着)
12年 1番人気2着トーセンラー(鳴尾記念 3着ほか)
11年 4番人気3着アニメイトバイオ(10年秋華賞 2着ほか)
【該当馬】
マウントゴールド、ロザムール、トーラスジェミニ、ショウナンバルディ、アールスター、クレッシェンドラヴ、クラージュゲリエ、プレシャスブルー、ワーケア、ヴァンケドミンゴ
④同年に芝1600m以上の重賞で5着以内
11年 7番人気1着イタリアンレッド(マーメイドS 4着ほか)
【該当馬】
ロザムール、トーラスジェミニ、ショウナンバルディ、アールスター、クラージュゲリエ
⑤前年12月以降に1000万クラス以上の芝1600m以上で1着
20年 6番人気3着ヴァンケドミンゴ(エールS 1着)
12年 14番人気1着アスカクリチャン(ゴールデンホイップT 1着)
12年 7番人気3着ミキノバンジョー(福島テレビOP 1着)
11年 2番人気1着タッチミーノット(アメジストS 1着)
【該当馬】
マウントゴールド、ロザムール、トーラスジェミニ、ブラックマジック、スカーフェイス、ツーエムアロンソ
⑥過去1年以内に芝2000mの重賞で5着内
14年 10番人気2着ニューダイナスティ(13年新潟記念 5着)
【該当馬】
ロザムール、ショウナンバルディ、アールスター、クレッシェンドラヴ、ヴァンケドミンゴ
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は13頭(全16頭)です。今年も多くの馬が該当しましたが、過去10年で3着内に入った馬で該当しない馬が4頭もいます。荒れるのが必須といっても過言ではないのかなと思いますが、そんな事を言っていても始まらないので、本日のデータのみで評価するとロザムール、ショウナンバルディ、アールスターあたりが面白そうです。とりあえず現時点での本命候補はロザムールとしておきます。
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