報知杯弥生賞(GⅡ)は中山競馬場・芝・右2000mで行われます。このコースは1800mのスタート地点から200m下がったところがゲートとなり、1コーナーまでの距離は405mあります。最初のコーナーまでの距離が十分あり、テンの2F目に激しい先行争いが起きる傾向です。ただし、1コーナーを過ぎると落ち着くため、ペースはさほど速くなりません。脚質的には先行馬が強く、更に後半は長くいい脚が求められます。ゴール前の急坂を2度超えるため、タフさも要求されます。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬をさがしていきます。
①前走芝2000mの重賞で1着を含み連勝中
【該当馬】
ダノンザキッド
②同年1月以降にOPクラスの芝1800m~2000mで3着内
17年 5番人気3着ダンビュライト(きさらぎ賞 3着)
16年 2番人気1着マカヒキ(若駒S 1着)
14年 1番人気1着トゥザワールド(若駒S 1着)
14年 2番人気3着アデイインザライフ(京成杯 3着)
11年 5番人気3着デボネア(京成杯 2着)
【該当馬】
タイムトゥヘヴン、テンバガー
③前年の朝日杯FSで連対
18年 1番人気1着ダノンプレミアム(朝日杯FS 1着)
16年 1番人気2着リオンディーズ(朝日杯FS 1着)
16年 3番人気3着エアスピネル(朝日杯FS 2着)
13年 2番人気3着コディーノ(朝日杯FS 2着)
【該当馬】
該当馬なし
④過去にOPクラスの芝2000mで連対
20年 3番人気3着オーソリティ(芙蓉S 1着)
19年 4番人気3着ブレイキングドーン(京都2歳S 2着)
18年 4番人気3着ジャンダルム(ホープフルS 2着)
17年 1番人気1着カデナ(京都2歳S 1着)
14年 4番人気2着ワンアンドオンリー(ラジオNIKKEI杯2歳S 1着)
12年 3番人気2着トリップ(京都2歳S 2着)
11年 7番人気2着プレイ(京都2歳S 2着)
【該当馬】
タイムトゥヘヴン、ダノンザキッド
⑤過去にOPクラスの芝1400~1800mで連対
20年 1番人気2着ワーケア(アイビーS 1着)
18年 2番人気2着ワグネリアン(東京スポーツ杯2歳S 1着)
15年 2番人気1着サトノクラウン(東京スポーツ杯2歳S 1着)
15年 4番人気2着ブライトエンブレム(札幌2歳S 1着)
15年 10番人気3着タガノエスプレッソ (デイリー杯2歳S 1着)
12年 5番人気3着アーデント(いちょうS 1着)
11年 1番人気1着サダムパッテク(東京スポーツ杯2歳S 1着)
【該当馬】
タイトルホルダー、ダノンザキッド
⑥前走500万クラス以上の芝1600m以上で連対
20年 2番人気1着サトノフラッグ(1勝クラス 1着)
17年 8番人気2着マイスタイル(こぶし賞 1着)
13年 6番人気1着カミノタサハラ(500万 1着)
【該当馬】
シュネルマイスター、ダノンザキッド、レインフロムヘヴン、ワンデイモア
⑦前走芝1600m以上で1着(ただし、キャリア3戦以下)
19年 6番人気2着シュヴァルツリーゼ(新馬 1着 ※東京芝1800)
【該当馬】
ゴールデンシロップ、シュネルマイスター、ダノンザキッド、ホウオウサンデー、ワンデイモア
⑧過去に500万クラス以上の中山芝1800~2000mで1着
13年 10番人気2着ミヤジタイガ(アスター賞 1着)
12年 9番人気1着コスモオオゾラ(葉牡丹賞 1着)
【該当馬】
ダノンザキッド、ワンデイモア
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は9頭(全12頭)です。多くの馬がクリアしましたが、この中でもダノンザキッド、タイムトゥヘヴン、シュネルマイスター、ワンデイモアあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はダノンザキッドとしておきます。