きさらぎ賞(GⅢ)は京都競馬場・芝・右・外1800mで行われます。このコースは向う正面直線を延長した2コーナー奥のポケットからスタートし、3コーナーまでの直線距離は約900mと長い特殊なコース形態です。向う正面で逃げ・先行馬が飛ばすと、馬群がかなり縦長になるのも大きな特徴です。3コーナーの坂の上りで一旦ペースが落ちますが、下りでペースがまた速くなり、そのままの勢いで直線に入ります。急→緩→急と起伏のあるラップになる事が多いです。各馬の上り差がつきにくいため直線だけで差し切るのは難しく、差し・追い込み馬はペースが緩んだところで前との距離を詰めておく必要があり、外回りということもあって差し馬優勢ではありますが、追い込み言っての馬は苦しいですね。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます(競馬最強の法則を参考)。
①同年1月以降に500万クラス以上の芝1600m以上で1着
16年 2番人気3着ロイカバード(福寿草特別 1着)
10年 1番人気2着レーヴドリアン(福寿草特別 1着)
09年 2番人気2着リクエストソング(福寿草特別 1着)
【該当馬】
エングレーバー
②過去に芝2000mの重賞、もしくは1600mのG1で3着以内
09年 1番人気1着リーチザクラウン(ラジオNIKKEI杯2歳S 2着)
【該当馬】
該当馬なし
③過去にOPクラスの芝1400m以上で連対
17年 6番人気1着アメリカズカップ(野路菊S 1着)
17年 2番人気3着ダンビュライト(サウジアラビアRC 2着)
15年 2番人気2着ポルトドートウィユ(萩S 2着)
15年 3番人気3着アッシュゴールド(デイリー杯2歳S 2着)
14年 2番人気1着トーセンスターダム(京都2歳S 1着)
12年 1番人気1着ワールドエース(若駒S 2着)
11年 2番人気3着オルフェーヴル(シンザン記念 2着)
【該当馬】
アガラス
④過去に500万クラス以上の芝1800m以上で3着以内
17年 1番人気2着サトノアーサー(シクラメン賞 1着)
16年 1番人気1着サトノダイヤモンド(500万下 1着)
16年 4番人気2着レプランシュ(シクラメン賞 1着)
15年 1番人気1着ルージュバック(百日草特別 1着)
14年 1番人気2着バンドワゴン(エリカ賞 1着)
13年 3番人気3着アドマイヤドバイ(福寿草特別 2着)
11年 3番人気1着トーセンラー(福寿草特別 3着)
【該当馬】
アガラス、ヴァンドギャルド、エングレーバー、タガノディアマンテ、ダノンチェイサー、ハギノアップロード
⑤過去に芝1800m以上で1着
18年 4番人気1着サトノフェイバー(新馬 1着 ※京都芝2000)
18年 2番人気2着グローリーヴェイズ(新馬 1着 ※中山芝1800)
13年 5番人気2着マズルファイヤー(未勝利 1着 ※京都芝1800)
12年 4番人気2着ヒストリカル(新馬 1着 ※京都芝2000)
12年 2番人気3着ベールドインパクト(未勝利 1着 ※阪神芝1800)
11年 8番人気2着リキサンマックス(未勝利 1着 ※京都芝1800)
10年 5番人気1着ネオヴァンドーム(未勝利 1着 ※京都芝1800)
10年 6番人気3着ステージプレゼンス(未勝利 1着 ※京都芝1800)
09年 10番人気3着エンブリオ(未勝利 1着 ※福島芝1800)
【該当馬】
アガラス、エングレーバー、サンアップルトン、タガノディアマンテ、ダノンチェイサー、ハギノアップロード、マコトジュズマル、メイショウテンゲン
⑥過去に京都芝1400m以上の新馬・未勝利戦で1着
18年 5番人気3着ラセット(未勝利 1着 ※京都芝1600)
13年 6番人気1着タマモベストプレイ(新馬 1着 ※京都芝1400)
【該当馬】
エングレーバー、マコトジュズマル
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は9頭(全11頭)と多くの馬が該当しましたが、その中でもエングレーバー、アガラスあたりが面白いかなと思います。とりあえず現時点での本命候補は【馬の名前は人気ブログランキングで確認】としておきます。