第72回農林水産省賞典安田記念(GⅠ)攻略データ(1)

攻略データ

安田記念(GⅠ)は東京競馬場・芝・左1600mで行われます。このコースは向う正面の奥からスタートし、250m地点までは緩やかな下りが続きます。3コーナーまでは約550mほどの直線でポジション争いはさほど激しくならず、枠順に有利不利も少ないです。ただし、3コーナー手前でいったん坂を登りますが、再度下りの状態でコーナーに突入するため、息を抜きたいはずのコーナーで息が抜けません。そのため1400mに比べて上がりが掛る傾向です。マイル戦ながらスタミナ消耗戦になるコースで、このコースを逃げ切るにはスピードに加え、スタミナ、底力が必要となります。基本的には瞬発力を持つ馬が有利と言われています。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①前走(同年)OPクラスの芝・ダ1400m以上で6着以内、かつ過去に芝2000m以上のG1で連対
20年 1番人気2着アーモンドアイ(ヴィクトリアM 1着/19年天皇賞(秋) 1着ほか)
19年 1番人気3着アーモンドアイ(ドバイターフ 1着/18年ジャパンカップ 1着ほか)
18年 1番人気3着スワーヴリチャード(大阪杯 1着/17年日本ダービー 2着)
17年 8番人気2着ロゴタイプ(中山記念 3着/13年皐月賞 1着)
16年 8番人気1着ロゴタイプ(ダービー卿CT 2着/13年皐月賞 1着)
14年 1番人気1着ジャスタウェイ(DDF 1着/13年天皇賞秋 1着)

【該当馬】
ファインルージュ

②年明け以降、古馬牡馬混合のG2以上を含み準OPクラス以上の芝1000~1600mでオール3着以内(2戦以上消化)
18年 9番人気1着モズアスコット(阪急杯 2着/読売マイラーズC 2着/安土城S 2着)
17年 3番人気3着レッドファルクス(高松宮記念 3着/京王杯S 1着)
15年 3番人気2着ヴァンセンヌ(京王杯SC 2着/東京新聞杯 1着)
13年 1番人気1着ロードカナロア(高松宮記念 1着/阪急杯 1着)
13年 12番人気3着ダノンシャーク(読売マイラーズC 3着/京都金杯 1着)
12年 15番人気3着コスモセンサー(読売マイラーズC 3着/東京新聞杯 2着/ニューイヤーS 1着)

【該当馬】
ソウルラッシュナランフレグファインルージュロータスランド

③過去1年以内に芝1600m以下のG1で連対
21年 1番人気2着グランアレグリア(ヴィクトリアマイル 1着ほか)
21年 4番人気3着シュネルマイスター(NHKマイルC 1着)
20年 3番人気1着グランアレグリア(高松宮記念 2着)
20年 2番人気3着インディチャンプ(19年マイルCS 1着)
19年 3番人気2着アエロリット(18年安田記念 2着)
16年 1番人気2着モーリス(15年安田記念 1着ほか)
16年 6番人気3着フィエロ(15年マイルCS 2着)
14年 10番人気3着ショウナンマイティ(13年安田記念 2着)

【該当馬】
シュネルマイスターセリフォスナランフレグファインルージュレシステンシアロータスランド

④前走(同年)OPクラスの芝・ダ1200m以上で連対
15年 1番人気1着モーリス(ダービー卿CT 1着)
13年 3番人気2着ショウナンマイティ(大阪杯 2着)

【該当馬】
イルーシヴパンサーカフェファラオソウルラッシュナランフレグファインルージュホウオウアマゾンロータスランド

⑤過去に東京芝2000m以下の重賞で1着
21年 8番人気1着ダノンキングリー(19年毎日王冠 1着ほか)
19年 4番人気1着インディチャンプ(19年東京新聞杯 1着)
18年 5番人気2着アエロリット(17年NHKマイルC 1着)
17年 7番人気1着サトノアラジン(16年京王杯S 1着)
15年 12番人気3着クラレント(13年エプソムC 1着ほか)
14年 16番人気2着グランプリボス(11年NHKマイルC 1着)
12年 2番人気1着ストロングリターン(11年京王杯スプリングC 1着)
12年 13番人気2着グランプリボス(11年NHKマイルC 1着)

【該当馬】
イルーシヴパンサーヴァンドギャルドカラテサリオスシュネルマイスターソングラインダノンザキッド

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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は15頭(全18頭)です。殆どの馬がクリアしましたが、この中でもファインルージュ、ナランフレグ、ロータスランド、シュネルマイスター、イルーシヴパンサーあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はファインルージュとしておきます。

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