函館記念(GⅢ)は函館競馬場・芝・右2000mで行われます。このコースは正面スタンド前直線の右端の4コーナーのポケットからスタートします。坂の頂上からのスタートで、直線半ばまで下り坂を走ることになります。1コーナーまでの距離は約475mあり、1コーナー手前から2コーナーにかけては緩い下り坂になっています。2コーナーの地点が函館競馬場の最低地点になっており、向正面直線は緩やかな上り坂です。3~4コーナーはスパイラルカーブで、途中に坂の頂上(最高地点)があり、最後の直線半ばにかけて緩やかな下り坂となります。その後、ゴールまでは平坦になっています。函館競馬場は一般的に平坦コースと思われがちですが、このように実は起伏があります。芝コース全体の高低差は3.5m。仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンで、最後の直線距離はAコース、Bコースが262.1m、Cコースが264.5mとなっています。
逃げ切りは困難といわれていますが、後方一気が決まるわけでもなく、勝ち馬の大半は先行馬です。直線が短いこともあり、4コーナーである程度の位置につけていないと差し切るのは難しいです。上がりのかかる展開で強い先行馬を中心視するのが基本で、差し馬なら自ら位置取りを押し上げることができる、機動力のあるタイプであることが条件となります。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中28頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
好走データ
①同年に芝2000~2200mのG2以上で3着以内
19年 3番人気3着ステイフーリッシュ(京都記念 2着)
【該当馬】
エコロディノス
②同年に芝2000mの重賞で5着以内
22年 4番人気3着スカーフェイス(中山金杯 2着ほか)
21年 2番人気1着トーセンスーリヤ(新潟大賞典 4着)
18年 13番人気1着エテルナミノル(愛知杯 1着)
17年 5番人気1着ルミナスウォリアー(金鯱賞 4着)
16年 3番人気1着マイネルミラノ(新潟大賞典 5着)
【該当馬】
ピースワンデュック
③前走OPクラスの芝1600m以上で3着以内
24年 3番人気1着ホウオウビスケッツ(巴賞 1着)
22年 1番人気2着マイネルウィルトス(目黒記念 2着)
20年 3番人気3着バイオスパーク(都大路S 2着)
18年 7番人気2着サクラアンプルール(日経賞 3着)
16年 9番人気3着ツクバアズマオー(巴賞 3着)
【該当馬】
該当馬なし
④前走準OPクラス以上の芝1800~2200mで1着
23年 1番人気1着ローシャムパーク(むらさき賞 1着)
23年 2番人気3着ブローザホーン(烏丸S 1着)
【該当馬】
イガッチ、フィーリウス
⑤同年にOPクラスの芝1600m以上で5着以内
25年 10番人気1着ヴェローチェエラ(日経新春杯 4着ほか)
23年 4番人気2着ルビーカサブランカ(巴賞 5着)
22年 7番人気1着ハヤヤッコ(日経賞 5着)
20年 13番人気2着ドゥオーモ(小倉大賞典 2着)
19年 1番人気1着マイスタイル(ダービーCT 3着ほか)
18年 5番人気1着エアアンセム(エプソムC 5着ほか)
17年 14番人気2着タマモベストプレイ(阪神大賞典 4着ほか)
16年 13番人気2着ケイティープライド(小倉大賞典 4着)
【該当馬】
エコロディノス、ケイアイセナ、ケリフレッドアスク、サンストックトン、ピースワンデュック、マジックサンズ
⑥過去に2000m以上の重賞で連対
21年 14番人気2着アイスバブル(20年目黒記念 2着ほか)
21年 12番人気3着バイオスパーク(20年福島記念 1着)
20年 15番人気1着アドマイヤジャスタ(ホープフルS 2着)
【該当馬】
アラタ、オニャンコポン、ケリフレッドアスク、チャックネイト、ファウストラーゼン
⑦同年に3勝クラスの芝1800m以上で1着
25年 6番人気2着ハヤテノフクノスケ(阪神競馬場リニューアルオープン記念 1着)
24年 4番人気2着グランディア(スピカS 1着)
24年 14番人気3着アウスヴァール(難波S 1着)
19年 9番人気2着マイネルファンロン(湾岸S 1着)
【該当馬】
イガッチ、ジュタ、バルナバ、フィーリウス

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は14頭(全15頭)です。殆どの馬がクリアしましたが、この中でもエコロディノス、ピースワンデュック、イガッチ、フィーリウス、ケリフレッドアスクあたりに注目していきたいと思います。それでは府中牝馬ステークス(GⅢ)の実績データをみてみましょう。
実績データ
【函館競馬場芝実績】※連対率、複勝率で評価
アラタ (3-0-0-2)
イガッチ (1-0-0-1)☆
チャックネイト (1-0-0-1)☆
ケイアイセナ (1-0-0-0)★
マジックサンズ (1-0-0-0)★
【右回り実績】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
フィーリウス (4-2-3-2)
エコロディノス (4-0-2-2)
イガッチ (4-0-2-4)
デビットバローズ (4-3-0-7)
ファウストラーゼン (2-0-1-3)
【距離適性(芝1800m実績)】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
ケイアイセナ (5-3-2-5)
マジックサンズ (2-0-0-2)☆
バルナバ (1-0-0-1)☆
イガッチ (3-0-1-3)
ジュタ (1-0-1-1)
【距離適性(芝2000m実績)】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
エコロディノス (3-0-2-1)
ケリフレッドアスク (1-0-0-1)
ファウストラーゼン (2-0-1-2)
イガッチ (1-0-1-1)
ジュタ (2-0-0-3)
【距離適性(芝2200m実績)】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
エコロディノス (1-0-1-0)
バルナバ (2-1-1-1)
チャックネイト (3-1-2-3)
アラタ (1-1-0-2)☆
フィーリウス (1-0-2-1)☆
【騎手×コース連対率】 ※データは過去2年 ※10戦以上を対象
ケイアイセナ 47.4%
ケリフレッドアスク 35.7%
マジックサンズ 18.2%
チャックネイト 17.4%
フィーリウス 16.7%
【種牡馬×コース連対率】※データは過去2年 ※10戦以上を対象
エコロディノス 43.8%
フィーリウス 43.8%
ジュタ 26.3%
マジックサンズ 26.3%
イガッチ 9.1%
総合評価
好走データと実績データからの評価は以下の通りとなります。
【A評価】
エコロディノス
イガッチ
フィーリウス
【B評価】
ケイアイセナ
マジックサンズ
チャックネイト

2桁人気の馬が飛び込んでくる事が多い函館記念ですが、重賞実績のある馬なのか、上り馬なのか、洋芝実績のある馬なのか、それとも伏兵が現れるのか楽しみな一戦となりそうです。とりあえず現時点本命はエコロディノスとしておきます。


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