宝塚記念(GⅠ)は阪神競馬場・芝・右2200mで行われます。このコースは正面スタンド前直線の右端の外回りコースの4コーナー出口付近からスタートします。1コーナーまでの距離は525mあります。正面スタンド前を通過した後は、芝2000mと全く同じルートを辿るため、3~4コーナーは内回りコースに入ります。最後の直線距離はAコース時が356.5m、Bコース時が359.1mです。残り200m付近でゴール前の急坂となり約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がります。AコースとBコースでは直線部分で3m、曲線部分で4m幅員が違います。主にAコースは開催前半、Bコースは開催後半に使用されています。
内回りのため、瞬発力よりも長くいい脚を使う持続力勝負になりやすいです。スピードの出る前半でタメて、後半で前の馬よりもさらに長い脚を使うことが要求される差し馬は展開が不利と言われています。。後方一気も殆ど決まらず、スピードを持続できる先行馬を狙うのがセオリーです。ただし、宝塚記念は例年、テンから緩みないハイペースになることが多く、下級条件とは異なり、ラップが大きく前傾するのが特徴です。持続力に富んだ差し馬の活躍が目立っています。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
好走データ
①同年の天皇賞(春)で5着以内、かつ過去1年以内に古馬混合の芝2000m以上のG2で1着(もしくはG1で連対)
24年 3番人気1着ブローザホーン(天皇賞春 2着/日経新春杯 1着)
22年 2番人気1着タイトルホルダー(天皇賞春 1着/日経賞 1着)
【該当馬】
クロワデュノール
②前走芝2000mのG2以上で3着以内、かつ過去1年以内に芝2000~2200mのG2以上で連対
24年 5番人気3着べラジオオペラ(大阪杯 1着/京都記念 1着)
20年 2番人気1着クロノジェネシス(大阪杯 2着/秋華賞 1着ほか)
19年 3番人気1着リスグラシュー(クイーンエリザベス2世C 3着/金鯱賞 2着ほか)
【該当馬】
メイショウタバル
③過去に宝塚記念か有馬記念で1着
23年 1番人気1着イクイノックス(22年有馬記念 1着)
21年 1番人気1着クロノジェネシス(20年宝塚記念 1着)
17年 5番人気2着ゴールドアクター(15年有馬記念 1着)
【該当馬】
ミュージアムマイル、メイショウタバル、レガレイラ
④同年に芝1600m以上のG1で連対
25年 1番人気2着べラジオオペラ(大阪杯 1着)
23年 2番人気3着ジャスティンパレス(天皇賞春 1着)
21年 2番人気3着レイパパレ(大阪杯 1着)
19年 1番人気2着キセキ(大阪杯 2着)
16年 1番人気2着ドゥラメンテ(ドバイシーマクラシック 2着)
16年 2番人気3着キタサンブラック(天皇賞春 1着)
【該当馬】
クロワデュノール、メイショウタバル
⑤過去に芝2200mのG2以上で1着(G1なら3着まで可)
25年 7番人気1着メイショウタバル(24年神戸新聞杯 1着)
25年 10番人気3着ジャスティンパレス(23年宝塚記念 3着ほか)
20年 6番人気2着キセキ(19年宝塚記念 2着ほか)
17年 3番人気1着サトノクラウン(京都記念 1着ほか)
17年 4番人気3着ミッキークイーン(エリザベス女王杯 3着)
16年 8番人気1着マリアライト(エリザベス女王杯 1着)
【該当馬】
ダノンデサイル、ミュージアムマイル、ジューンテイク、メイショウタバル、レガレイラ
⑥過去1年以内に芝1800m以上のG2以上で1着
20年 12番人気3着モズベッロ(日経新春杯 1着)
【該当馬】
ミュージアムマイル、クロワデュノール、ビザンチンドリーム、ジューンテイク、シェイクユアハート、マイユニバース、メイショウタバル、レガレイラ、ミステリーウェイ
⑦過去に古馬混合の芝2000m以上のG1で3着以内
22年 5番人気2着ヒシイグアス(21年香港カップ 2着)
22年 4番人気3着デアリングタクト(20年ジャパンカップ 3着)
19年 6番人気3着スワーヴリチャード(18年大阪杯 1着)
17年 10番人気2着ワーザー(18年香港ゴールドC 2着)
【該当馬】
ダノンデサイル、ミュージアムマイル、クロワデュノール、ビザンチンドリーム、コスモキュランダ、シンエンペラー、メイショウタバル、レガレイラ
⑧過去に古馬混合の芝2200m以上のG2以上で連対
18年 7番人気1着ミッキーロケット(17年日経新春杯 1着)
18年 12番人気3着ノーブルマーズ(18年目黒記念 2着)
【該当馬】
ダノンデサイル、ミュージアムマイル、ミクニインスパイア、クロワデュノール、ビザンチンドリーム、ファミリータイム、コスモキュランダ、ジューンテイク、シンエンペラー、マイネルエンペラー、スティンガーグラス、マイユニバース、メイショウタバル、レガレイラ、ミステリーウェイ
⑨前走芝1800m以上の重賞で1着
23年 10番人気2着スルーセブンシーズ(中山牝馬S 1着)
21年 7番人気2着ユニコーンライオン(鳴尾記念 1着)
【該当馬】
ミュージアムマイル、クロワデュノール、シェイクユアハート、スティンガーグラス、マイユニバース
➉過去に芝2000m以上のG1で1着
24年 7番人気ソールオリエンス(23年皐月賞 1着)
【該当馬】
ダノンデサイル、ミュージアムマイル、クロワデュノール、メイショウタバル、レガレイラ

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は16頭(全18頭)です。殆どの馬がクリアしましたが、上半期のグランプリレースに出走してくる馬達は流石ですね。素晴らしいメンバーの中でもクロワデュノール、メイショウタバル、ミュージアムマイル、レガレイラ、ダノンデサイルあたりに注目していきたいと思います。それでは宝塚記念(GⅠ)の実績データをみてみましょう。
実績データ
【阪神競馬場芝実績】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
メイショウタバル (3-1-0-0)
ファミリータイム (1-1-0-1)
シェイクユアハート (1-2-0-2)
ミステリーウェイ (1-1-0-2)
タガノデュード (1-1-2-5)
【右回り実績】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
クロワデュノール (3-1-0-0)
シュガークン (1-1-0-0)
ミュージアムマイル (5-1-0-1)
ミクニインスパイア (4-1-1-1)
スティンガーグラス (4-0-0-2)
【距離適性(芝2000m実績)】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
クロワデュノール (2-1-0-0)
スティンガーグラス (1-1-0-0)
ミュージアムマイル (2-1-0-1)
シンエンペラー (1-2-0-1)
シェイクユアハート (5-7-4-4)
【距離適性(芝2200m実績)】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
マイユニバース (1-1-0-0)
ジューンテイク (2-2-0-1)
メイショウタバル (2-0-0-1)
ファミリータイム (4-0-1-2)
レガレイラ (2-0-0-2)
【距離適性(芝2400m実績)】※連対率、複勝率で評価
ダノンデサイル (1-0-1-0)
シュガークン (1-0-0-1)☆
クロワデュノール (1-0-0-1)☆
ミステリーウェイ (1-0-1-2)
スティンガーグラス (1-0-0-0)
【騎手×コース連対率】 ※データは過去2年 ※10戦以上を対象
クロワデュノール 45.5%
メイショウタバル 30.0%
シュガークン 18.2%
ジューンテイク 16.7%
【種牡馬×コース連対率】※データは過去2年 ※10戦以上を対象
ジューンテイク 28.6%
スティンガーグラス 28.6%
マイユニバース 20.0%
シュガークン 8.3%
ダノンデサイル 6.7%
ビザンチンドリーム 6.7%
総合評価
好走データと実績データからの評価は以下の通りとなります。
【A評価】
クロワデュノール
メイショウタバル
ジューンテイク
【B評価】
スティンガーグラス
マイユニバース
ダノンデサイル

大阪杯、天皇賞(春)を制し勢いにのるクロワデュノール、宝塚記念連覇を狙うメイショウタバル、昨年の有馬記念馬ミュージアムマイル、その他にも24年ダービー馬ダノンデザイル、この猛者達を破る可能性も十分に秘めているレガレイラなどなど、どの馬が勝っても不思議ではありません。今年の宝塚記念は面白いメンバー構成となり予想も悩みそうですが、現時点での本命候補はクロワデュノールとしておきます。

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