第172回天皇賞(秋)(GⅠ)攻略データ

攻略データ

天皇賞(秋)(GⅠ)は東京競馬場・芝・左2000mで行われます。このコースは1コーナー奥のポケットからスタートします。スタート後、約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがあります。向正面の長い直線を走り、3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂となります。3~4コーナーにかけては下り坂になっています。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂(高低差2.1m)で、東京競馬場全体の高低差は2.7mあります。最後の直線距離は525.9mで、新潟の外回りコースに次ぐ長さです。仮柵によるコース設定はA、B、C、Dの4パターンで、3mごとに幅員が異なります。例年、Dコースは1~2月に使用され、芝内側部分を保護しています。

当該コースで天皇賞(秋)、フローラSの2重賞が行われますが、天皇賞は上がり最速馬が活躍し、フローラSはタフさが求められるレースになり易いです。また、連続開催が行われる序盤は馬場状態をキープするためか、芝丈も長く、差しの効く傾向がみられます。瞬発力と地力がより求められてくるコースです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。

①同年の宝塚記念で3着以内、かつ前年秋以降に芝2000m以上の古馬混合G1で1着
23年 1番人気1着イクイノックス(宝塚記念 1着/天皇賞(秋)1着ほか)
23年 6番人気2着ジャスティンパレス(宝塚記念 3着/天皇賞(春) 1着)
17年 2番人気2着サトノクラウン(宝塚記念 1着/香港ヴァーズ 1着)

【該当馬】
該当馬なし

②前走(同年8月以降)芝1800m以上のG2以上で連対、かつ過去に東京芝2000m以上のG1で連対
18年 2番人気1着レイデオロ(オールカマー 1着/17年ジャパンC 2着ほか)

【該当馬】
該当馬なし

③同年に芝1600~2000mの重賞で2勝以上
23年 3番人気3着プログノーシス(札幌記念 1着/金鯱賞 1着)
22年 7番人気2着パンサラッサ(中山記念 1着/ドバイターフ 1着)
21年 3番人気1着エフフォーリア(共同通信杯 1着/皐月賞 1着)
19年 3番人気2着ダノンプレミアム(金鯱賞 1着/読売マイラーズC 1着)
18年 4番人気2着サングレーザー(札幌記念 1着/読売マイラーズC 1着)
15年 1番人気1着ラブリーデイ(鳴尾記念 1着/中山金杯 1着)

【該当馬】
シランケド

④過去1年以内に芝1600m以上の古馬混合G1で1着
24年 2番人気1着ドウデュース(23年有馬記念 1着)
21年 2番人気3着グランアレグリア(ヴィクトリアマイル 1着ほか)
20年 1番人気1着アーモンドアイ(ヴィクトリアマイル 1着ほか)
20年 5番人気2着フィエールマン(天皇賞(春) 1着)
20年 2番人気3着クロノジェネシス(宝塚記念 1着)
19年 1番人気1着アーモンドアイ(ドバイターフ 1着ほか)
17年 1番人気1着キタサンブラック(天皇賞(春) 1着ほか)
16年 1番人気1着モーリス(マイルチャンピオンS 1着ほか)
16年 7番人気2着リアルスティール(ドバイターフ 1着)

【該当馬】
タスティエーラ、メイショウタバル

⑤過去1年以内に芝2000~2500mの古馬牡馬混合G1で3着内
21年 1番人気2着コントレイル(20年ジャパンC 2着)
16年 6番人気3着ステファノス(15年天皇賞秋 2着)
15年 10番人気2着ステファノス(15年QE2世C 2着)
15年 6番人気3着イスラボニータ(14年天皇賞秋 3着)

【該当馬】
ジャスティンパレス、タスティエーラ、ホウオウビスケッツ、メイショウタバル

⑥同年8月以降に古馬牡馬混合の芝1800~2400mの別定G2で5着以内、かつ同年に準OPクラス以上の芝1800~2000mで1着
24年 8番人気3着ホウオウビスケッツ(毎日王冠 2着/函館記念 1着ほか)

【該当馬】
該当馬なし

⑦同年6月以降に東京芝1600~2000mの重賞で連対2回以上
19年 6番人気3着アエロリット(安田記念 2着/毎日王冠 2着))

【該当馬】
該当馬なし

⑧過去に芝2000m以上のG1で連対
24年 9番人気2着タスティエーラ(23年日本ダービー1着ほか)
22年 1番人気1着イクイノックス(22年日本ダービー2着ほか)
18年 6番人気3着キセキ(17年菊花賞 1着)
17年 13番人気3着レインボーライン(16年菊花賞 2着)

【該当馬】
コスモキュランダ、アーバンシック、ジャスティンパレス、ソールオリエンス、タスティエーラ、ブレイディヴェーグ、マスカレードボール、ホウオウビスケッツ、ミュージアムマイル

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は11頭(全14頭)です。多くの馬がクリアしましたが、この中でもタスティエーラ、メイショウタバル、ジャスティンパレス、ホウオウビスケッツあたりに注目していきたいと思います。それでは次に天皇賞(秋)(GⅠ)の実績データをみてみましょう。

【東京競馬場芝実績】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
マスカレードボール (2-1-0-0)
タスティエーラ (2-1-0-1)
ホウオウビスケッツ (1-2-2-1)
セイウンハーデス (2-0-0-1)
クイーンズウォーク (1-1-0-1)

【左回り実績】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
マスカレードボール (3-1-0-0)
シランケド (3-0-1-1)
クイーンズウォーク (3-1-0-2)
タスティエーラ (2-1-0-1)
ホウオウビスケッツ (1-3-2-2)

【距離適性(芝1800m実績)】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
マスカレードボール (2-0-0-0)
ブレイディヴェーグ (2-2-0-0)☆
クイーンズウォーク (1-1-0-0)☆
ホウオウビスケッツ (1-3-0-0)
シランケド (1-1-1-0)

【距離適性(芝2000m実績)】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
シランケド (4-1-1-0)
セイウンハーデス (3-1-0-1)
タスティエーラ (1-2-0-1)
ミュージアムマイル (2-0-0-1)
アーバンシック (1-1-0-1)

【距離適性(芝2200m実績)】※連対率、複勝率で評価 ※1戦馬は除く
メイショウタバル (2-0-0-1)
アーバンシック (1-0-0-1)
ジャスティンパレス (1-0-2-1)
ブレイディヴェーグ (1-0-0-0)☆
ミュージアムマイル (1-0-0-0)☆

【騎手×コース連対率】 ※データは過去2年 ※10戦以上を対象
マスカレードボール 62.1%
クイーンズウォーク 55.0%
タスティエーラ 38.5%
シランケド 29.3%
ブレイディヴェーグ 28.8%

【種牡馬×コース連対率】 ※データは過去2年 ※10戦以上を対象
アーバンシック 45.5%
ソールオリエンス 33.3%
クイーンズウォーク 26.5%
マスカレードボール 25.0%
ブレイディヴェーグ 21.4%
セイウンハーデス 21.4%

好走データと実績データからの評価は以下の通りとなります。

【A評価】
タスティエーラ
マスカレードボール
シランケド

【B評価】
アーバンシック
プレイディヴェーグ
クイーンズウォーク

この6頭を中心に最終予想をしていきますが、現時点での本命候補はマスカレードボールとしておきます。

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