中山牝馬ステークス(GⅢ)は中山競馬場・芝・右1800mで行われます。このコースは正面スタンド前直線の半ばからスタートします。ゲートオープン後、すぐに急坂が待ち構えており、最初の1コーナーまでの距離は約205m(Aコース時)あります。1~2コーナーの中間までは上り坂で、その後は内回りコースに入り、向正面の直線は平坦となります。3~4コーナーは緩い下り坂になっており、最後の直線距離は310mと、中央4場の中では最短です。なおかつ、ゴール前には高低差約2.2mの急坂があります。なお、仮柵によるコース設定はA、B、Cの3パターンです。
スタート後すぐに急坂を上がるため、極端に速いペースにはなりにくいです。従ってスンナリと前のポジションを取った馬が有利で、逃げ、先行馬の成績が良いです。コーナーを4つ回るため、外々を回らされるとその分ロスが大きくなって厳しくなります。上がりの平均タイムがクラス別で大きな差がなく、上がりの競馬にはなりにくいです。前半から中盤のペースが勝ちタイムの差となって出ててきます。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
①同年に芝1600m以上の重賞で3着以内
24年 4番人気2着ククナ(中山金杯 2着)
21年 7番人気1着ランブリングアレー(愛知杯 2着)
18年 9番人気3着レイホーロマンス(愛知杯 2着)
17年 7番人気3着クインズミラーグロ(愛知杯 3着)
15年 5番人気3着パワースポット(京都牝馬S 3着)
【該当馬】
シンティレーション
②同年に芝1600m以上の重賞で5着以内、かつ過去に芝2000m以上のG2以上で連対
15年 4番人気2着アイスフォーリス(中山金杯 5着/12年フローラS 2着)
【該当馬】
クリスマスパレード、シンティレーション
③前年秋以降に芝1600m以上の重賞で3着以内
23年 5番人気3着サトノセシル(福島記念 2着)
22年 1番人気3着ミスニューヨーク(ターコイズS 1着)
21年 6番人気3着フェアリーポルカ(ターコイズS 3着)
20年 3番人気1着フェアリーポルカ(紫苑S 2着)
20年 1番人気3着エスポワール(ターコイズS 2着)
19年 5番人気1着フロンティアクイーン(府中牝馬S 3着)
18年 6番人気1着カワキタエンカ(ローズS 2着)
18年 2番人気2着フロンティアクイーン(ターコイズS 2着)
17年 1番人気2着マジックタイム(府中牝馬S 2着)
【該当馬】
クリスマスパレード、シンティレーション、セキトバイースト、ビヨンドザヴァレー、ミアネーロ
④前年秋以降にOPクラス以上の芝1600m以上で5着以内
22年 15番人気1着クリノプレミアム(京都金杯 5着)
21年 5番人気2着ロザムール(中山記念 4着)
19年 3番人気2着ウラヌスチャーム(愛知杯 4着)
16年 1番人気2着ルージュバック(エリザベス女王杯 4着)
【該当馬】
エミュー、クリスマスパレード、ジューンオレンジ、シンティレーション、セキトバイースト、ビヨンドザヴァレー、ミアネーロ
⑤前年8月以降に準OPクラス以上の芝1800m以上で連対
24年 5番人気1着コンクシェル(初音S 1着)
23年 2番人気1着スルーセブンシーズ(初富士S 1着)
23年 6番人気2着ストーリア(逆瀬川S 2着)
17年 5番人気1着トーセンビクトリー(ジェンティルドンナM 1着)
16年 4番人気1着シュンドルボン(甲斐路S 1着)
16年 15番人気3着メイショウスザンナ(クイーンS 1着)
【該当馬】
ウインエーデル、カナテープ、クリスマスパレード、ジューンオレンジ、シランケド、シンティレーション、セキトバイースト、ホーエリート、ミアネーロ
⑥過去にOPクラス以上の中山芝1800mで連対
22年 12番人気2着アブレイズ(20年 フラワーC 1着)
19年 11番人気3着アッフィラート(19年 初富士S 2着)
15年 3番人気1着バウンスシャッセ(14年 フラワーC 1着)
【該当馬】
エミュー、コンクシェル、ジューンオレンジ、シンティレーション、ヒップホップソウル、ホーエリート
⑦過去に芝1600m以上のG1で連対
24年 6番人気3着シンリョクカ(22年 阪神JF 2着)
【該当馬】
該当馬なし
本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は13頭(全16頭)です。殆どの馬がクリアしましたが、この中でもシンティレーション、クリスマスパレード、セキトバイースト、ミアネーロ、ジューンオレンジあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補は【馬の名前は人気ブログランキングで確認】としておきます。
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