毎日王冠(GⅡ)は東京競馬場・芝・左1800mで行われます。このコースは1~2コーナーの間にあるポケットからスタートします。正面から見ると斜めに横切り、向正面の直線に合流するという特殊なコースとなっています。スタートから向正面の合流地点までの距離は約150mあり、3コーナー手前にさしかかるところで緩い上り坂となります。3~4コーナーにかけては下り坂になっています。最後の直線に入ると、途中からなだらかな上り坂(高低差2.1m)で、東京競馬場全体の高低差は2.7mあります。最後の直線距離は525.9mで、新潟の外回りコースに次ぐ長さとなります。仮柵によるコース設定はA、B、C、Dの4パターンで、3mごとに幅員が異なります。例年、Dコースは1~2月に使用され、芝内側部分を保護しています。
位置取りは前に越したことはないですが、速い上がりを求められるため、先行力だけでは切れ負けします。位置取り問わず、余力を持って直線で速い脚を使えるかどうかが好走の条件と言えます。紛れが少なく、能力差が反映されるコースで人気馬の信頼度は高いです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
①前年10月以降に芝1600m以上の3歳以上のG1で5着以内
23年 1番人気2着ソングライン(ヴィクトリアマイル 1着ほか)
23年 2番人気3着シュネルマイスター(安田記念 3着ほか)
22年 1番人気1着サリオス(安田記念 3着ほか)
22年 4番人気3着ダノンザキッド(21年マイルCS 3着)
21年 1番人気1着シュネルマイスター(安田記念 3着ほか)
21年 2番人気2着ダノンキングリー(安田記念 1着ほか)
20年 1番人気1着サリオス(日本ダービー 2着ほか)
19年 1番人気1着ダノンキングリー(日本ダービー 2着ほか)
19年 2番人気2着アエロリット(安田記念 2着ほか)
19年 3番人気3着インディチャンプ(安田記念 1着)
18年 1番人気1着アエロリット(安田記念 2着ほか)
18年 3番人気2着ステルヴィオ(皐月賞 4着)
18年 6番人気3着キセキ(菊花賞 1着)
17年 3番人気1着リアルスティール(天皇賞秋 2着)
17年 5番人気2着サトノアラジン(安田記念 1着ほか)
17年 4番人気3着グレーターロンドン(安田記念 4着)
16年 1番人気1着ルージュバック(ヴィクトリアマイル 5着ほか)
16年 3番人気2着アンビシャス(天皇賞秋 5着)
15年 7番人気3着イスラボニータ(天皇賞秋 3着)
【該当馬】
エルトンバローズ、ローシャムパーク
②同年に芝1800~2000mのG2以上で連対
15年 4番人気2着ディサイファ(札幌記念 1着)
【該当馬】
シックスペンス、マテンロウスカイ、ローシャムパーク
③過去に芝1800mの重賞で連対
23年 4番人気1着エルトンバローズ(23年ラジオNIKKEI賞 1着)
20年 4番人気2着ダイワキャグニー(20年エプソムC 1着)
16年 11番人気3着ヒストリカル(15年チャレンジC 2着ほか)
15年 1番人気1着エイシンヒカリ(15年エプソムC 1着)
【該当馬】
エルトンバローズ、オフトレイル、カラテ、シックスペンス、シルトホルン、ニシノスーベニア、ホウオウビスケッツ、マテンロウスカイ
④同年に芝1600m以上の重賞で連対
21年 4番人気3着ポタジェ(新潟大賞典 2着)
14年 8番人気1着エアソミュール(鳴尾記念 1着)
【該当馬】
オフトレイル、シックスペンス、ニシノスーベニア、ホウオウビスケッツ、マテンロウスカイ、ヤマニンサルバム、ヨーホーレイク、ローシャムパーク
⑤過去に東京芝1800mの重賞で3着内
14年 11番人気2着サンレイレーザー(13年エプソムC 3着)
14年 5番人気3着スピルバーグ(12年共同通信杯 3着)
【該当馬】
エルトンバローズ、シルトホルン、ニシノスーベニア、マテンロウスカイ
⑥前走左回り1800m以上の重賞で3着内
20年 5番人気3着サンレイポケット(新潟記念 3着)
【該当馬】
ニシノスーベニア、ヤマニンサルバム
本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は11頭(全15頭)です。多くの馬がクリアしましたが、この中でもエルトンバローズ、ローシャムパーク、シックスペンス、マテンロウスカイ、ニシノスーベニアあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補は【馬の名前は人気ブログランキングで確認】としておきます。
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