第54回読売マイラーズカップ(GⅡ)攻略データ(1)

攻略データ

読売マイラーズカップ(GⅡ)は京都競馬場・芝・右1600mで行われます。2020年2月から改修工事がついに終わり、今週リニューアルオープンとなります。コースレイアウトに大きな変更はないものの、芝、ダートともに馬場が改修されています。芝コースは55cm掘り下げられ、砂利、山砂、セメントや石灰などの改良材を含む砂の3つの層を作り、その上に芝が張られたそうです。これにより馬の脚への負担が軽くなることが見込まれています。過去には2018年に天皇賞(春)を優勝したレインボーラインが、レース直後に故障を発生し引退となっており、長い距離を走る上で脚の負担を軽減させることは重要な課題の1つでした。今回の改修により、そうした脚への負担が軽減されることで故障率が減少することが期待されます。

また、京都競馬場の外回り4コーナーはカーブがキツいことで有名でしたが、それが今回緩やかになります。これも脚への負担を抑える効果が期待できそうですし、これまでこのカーブを苦手としていた馬も、スピードを落とさずに曲がれるようになるはずです。コースの形状自体は大きく変わらないため、枠順の有利不利はこれまで通りとなりそうです。ただ、脚の負担が軽減されるということは馬場が柔らかくなるということでもあります。そのためもしかするとこれまでよりもパワーが必要となる可能性があります。過去のデータが役に立つか分からないところですが、過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探してきましょう。

①前年10月以降に芝1600m~2000mの古馬混合G1で3着以内
19年 1番人気1着インディチャンプ(マイルCS 1着)
18年 4番人気1着サングレーザー(マイルCS 3着)
18年 1番人気3着エアスピネル(マイルCS 2着)
17年 2番人気1着イスラボニータ(マイルCS 2着)
15年 1番人気3着フィエロ(マイルCS 2着)
13年 5番人気1着グランプリボス(マイルCS 2着)

【該当馬】
該当馬なし

②同年に芝1600m~2000mの別定G2以上で連対
21年 2番人気1着ケイデンスコール(中山記念 2着)
19年 1番人気1着ダノンプレミアム(金鯱賞 1着)

【該当馬】
該当馬なし

③同年にOPクラスの芝1400~2000mで5着以内
22年 4番人気3着ファルコニア(六甲S 2着ほか)
21年 3番人気2着アルジャンナ(洛陽S 5着)
19年 5番人気2着グァンチャーレ(洛陽S 1着)
19年 4番人気3着パクスアメリカーナ(京都金杯 1着)
18年 2番人気2着モズアスコット(阪急杯 2着)
17年 1番人気2着エアスピネル(京都金杯 1着ほか)
15年 8番人気1着レッドアリオン(洛陽S 1着)
14年 3番人気1着ワールドエース(白富士S 5着)
14年 1番人気2着フィエロ(六甲S 1着)
14年 2番人気3着エキストラエンド(京都金杯 1着ほか)
13年 8番人気2着サンレイレーザー(六甲S 2着ほか)
13年 3番人気3着ダノンシャーク(京都金杯 1着)

【該当馬】
エアロロノアキングエルメスグラティアスザイツィンガーサヴァシャイニーロックジャスティンスカイシュネルマイスターマテンロウオリオン

④同年に準OPクラス以上の芝1600~1800mで1着
22年 6番人気1着ソウルラッシュ(春興S 1着)
16年 3番人気1着クルーガー(初富士S 1着)

【該当馬】
キングエルメスサヴァジャスティンスカイ

⑤過去1年以内に1400~2400mの牡馬混合別定G2以上で連対
22年 1番人気2着ホウオウアマゾン(阪神C 2着)
15年 4番人気2着サンライズメジャー(スワンS 2着)

【該当馬】
ガイアフォースシュネルマイスターソウルラッシュマテンロウオリオン

⑥過去に古馬混合1600mのG1で3着内
16年 5番人気2着ダノンシャーク(14年マイルCS 1着ほか)
16年 11番人気3着クラレント(15年安田記念 3着)

【該当馬】
シュネルマイスター

⑦前年10月以降に芝1600mのG3以上で1着
17年 6番人気3着ヤングマンパワー (富士S 1着)

【該当馬】
該当馬なし

⑧過去に1400~1800mの重賞で4着内
20年 7番人気2着ベステンダンク(18年 スワンS 4着)
20年 2番人気3着ヴァンドギャルド(19年 毎日杯 3着ほか)

【該当馬】
エアロロノアキングエルメスグラティアスシュネルマイスターソウルラッシュダイメイフジトリプルエースビーアストニッシドマテンロウオリオン

本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は14頭(全16頭)です。殆どの馬がクリアしましたが、この中でもキングエルメス、シュネルマイスター、マテンロウオリオンあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点本命候補はシュネルマイスターとしておきます。

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