阪神大賞典（GⅡ）は阪神競馬場・芝・右3000mで行われます。このコースは向正面の直線左の2コーナーの出口付近からスタートします｡内回りコースのみを使用し､コーナーを6回通過して約1周半回ります｡スタートしてから最初の3コーナーまでの間に先行争いが激しくなる場合もありますが、その後は完全にペースダウンします。2周目の3コーナー過ぎまで淡々と流れ、そこから一気に加速してゴールまで激しい追い比べとなります。最後の直線距離はAコース時が356.5m、Bコース時が359.1mとなります｡残り200m付近でゴール前の急坂が待ち受けており、約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がります｡それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中27頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
①過去1年以内に芝2200m以上の古馬混合G2以上で連対、かつ過去に芝3000m以上のG1で連対
22年 1番人気1着ディープボンド（有馬記念 2着/21年天皇賞春 2着）
18年 1番人気3着クリンチャー（京都記念 1着/17年菊花賞 2着）
17年 1番人気1着サトノダイヤモンド（有馬記念 1着/16年菊花賞 1着）
15年 1番人気1着ゴールドシップ（宝塚記念 1着/12年菊花賞 1着）
14年 1番人気1着ゴールドシップ（宝塚記念 1着/12年菊花賞 1着）
13年 1番人気1着ゴールドシップ（有馬記念 1着/12年菊花賞 1着）
【該当馬】
ディープボンド、ボルドグフーシュ
②前年10月以降にOPクラスの芝3000m以上で1着
21年 9番人気3着ナムラドノヴァン（万葉S 1着）
【該当馬】
該当馬なし
③過去に芝3000m以上の重賞で5着以内の実績がある4歳馬
21年 3番人気1着ディープボンド（菊花賞 4着）
16年 4番人気2着タンタアレグリア（菊花賞 4着ほか）
14年 3番人気3着バンデ（菊花賞 3着）
【該当馬】
ジャスティンパレス、ボルドグフーシュ
④過去に芝3000m以上のG1で3着以内
21年 2番人気2着ユーキャンスマイル（18年菊花賞 3着）
20年 2番人気1着ユーキャンスマイル（18年菊花賞 3着）
18年 3番人気1着レインボーライン（16年菊花賞 2着）
17年 2番人気2着シュヴァルグラン（16年天皇賞春 3着）
13年 3番人気3着フォゲッタブル（09年菊花賞 2着）
【該当馬】
ジャスティンパレス、ディープボンド、ボルドグフーシュ
⑤前年10月以降に準OPクラス以上の芝・ダ1800m以上で1着
20年 5番人気2着トーセンカンビーナ（松籟 1着）
19年 1番人気1着シャケトラ（AJCC 1着）
18年 4番人気2着サトノクロニクル（チャレンジC 1着）
17年 5番人気3着トーセンバジル（オクトーバーS 1着）
16年 1番人気1着シュヴァルグラン（オリオンS 1着）
15年 2番人気3着ラストインパクト（京都大賞典 1着ほか）
【該当馬】
ゼーゲン、ブレークアップ
⑥過去に芝3000m以上の重賞で3着以内
22年 5番人気2着アイアンバローズ（21年ステイヤーズS 2着）
22年 3番人気3着シルヴァーソニック（21年ステイヤーズS 3着）
20年 4番人気3着メイショウテンゲン（20年ダイヤモンドS 2着）
19年 6番人気2着カフジプリンス（17年ダイヤモンドS 3着）
14年 5番人気2着アドマイヤラクティ（13年ダイヤモンドS 1着）
13年 3番人気2着デスペラード（12年ステイヤーズS 3着）
【該当馬】
アイアンバローズ、ジャスティンパレス、ディープボンド、ボルドグフーシュ、メイショウテンゲン、ユーキャンスマイル
本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は8頭（全14頭）です。半数以上の馬がクリアしましたが、この中でもディープボンド、ボルドグフーシュ、ジャスティンパレスあたりが面白そうです。とりあえず現時点本命候補はボルドグフーシュとしておきます。
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