関屋記念（GⅢ）は新潟競馬場・芝・左・外1600mで行われます。このコースは向う正面からのスタートで3コーナーまでの直線距離は548mあります。2歳新馬戦以外は前半600m通過が35秒台と速く、古馬の上級条件では34秒台に突入することも珍しくないです。芝1800m戦同様、コーナーで一旦緩み、日本一長い659mの直線での上がり勝負となります。急→緩→急の典型的なラップになった場合に逃げ切るのは至難の業と言われています。上手く前々から押し切るためには、道中で極端にペースを緩めず、直線の入り口までに後続とのリードを広げておく必要があります。馬券の狙い目はやはり差し馬で、特に新潟実績のある馬は要注意です。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
①過去に芝1600～2000mの古馬混合G2以上で3着以内
19年 6番人気2着ミエノサクシード（阪神牝馬S 3着）
15年 2番人気1着レッドアリオン（マイラーズC 1着）
14年 4番人気1着クラレント（毎日王冠 3着）
14年 1番人気2着ダノンシャーク（マイルCS 3着）
13年 1番人気2着ジャスタウェイ（毎日王冠 2着）
12年 1番人気1着ドナウブルー（ヴィクトリアM 2着）
【該当馬】
ダノンザキッド
②同年に芝1400m～2000mの重賞で連対
21年 6番人気2着カラテ（東京新聞杯 1着）
21年 1番人気3着ソングライン（NHKマイルC 2着）
18年 1番人気1着プリモシーン（フェアリーS 1着）
17年 7番人気1着マルターズアポジー（小倉大賞典 1着）
17年 4番人気2着ウインガニオン（中京記念 1着）
16年 1番人気3着マジックタイム（ダービー卿CT 1着ほか）
15年 6番人気2着マジェスティハーツ（鳴尾記念 2着）
15年 9番人気3着ヤングマンパワー（アーリントンC 1着）
【該当馬】
イルーシヴパンサー、ザダル、スカイグルーヴ
③過去に芝1600mの重賞で連対
20年 8番人気2着トロワゼトワル（19年京成杯AH 1着）
19年 1番人気1着ミッキーグローリー（18年京成杯AH 1着）
17年 5番人気3着ダノンリバティ（16年関屋記念 2着）
16年 3番人気1着ヤングマンパワー（15年アーリントンC 1着）
13年 4番人気1着レッドスパーダ（10年東京新聞杯 1着ほか）
13年 3番人気3着レオアクティブ（12年京成杯AH 1着）
【該当馬】
イルーシヴパンサー、ザダル、ピースワンパラディ、リアアメリア
④同年にOPクラスの芝1400～2000mで連対
21年 4番人気1着ロータスランド（米子S 1着）
20年 4番人気1着サトノアーサー（六甲S 2着）
19年 4番人気3着ソーグリッタリング（都大路S 1着ほか）
16年 7番人気2着ダノンリバティ（六甲S 1着）
14年 6番人気3着サトノギャラント（谷川岳S 2着）
12年 5番人気2着エーシンリターンズ（メイS 1着）
12年 8番人気3着スピリタス（NST賞 2着）
【該当馬】
ウインカーネリアン、エアファンディタ
⑤同年に3勝クラス以上の芝1400～1600mで1着
20年 1番人気3着アンドラステ（4歳上2勝クラス 1着）
18年 5番人気2着ワントゥワン（雲雀S 1着）
18年 3番人気3着エイシンティンクル（小豆島特別 1着）
【該当馬】
エンデュミオン、ディヴィーナ、ワールドバローズ
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は11頭（全15頭）です。多くの馬がクリアしましたが、この中でもイルーシヴパンサー、ザダルあたりに注目していきたいと思います。とりあえず現時点での本命候補はイルーシヴパンサーとしておきます。
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