NHKマイルカップ(GⅠ)は東京競馬場・芝・左1600mで行われます。向う正面の奥からスタートし、250m地点までは緩やかな下りが続きます。3コーナーまでは約550mほどの直線でポジション争いはさほど激しくならず、枠順に有利不利も少ないです。ただし、3コーナー手前でいったん坂を登りますが、再度下りの状態でコーナーに突入するため、息を抜きたいはずのコーナーで息が抜けません。そのため1400mに比べて上がりが掛かる傾向があります。マイル戦ながらスタミナ消耗戦になるコースで、このコースを逃げ切るにはスピードに加え、スタミナ、底力が必要となります。基本的には瞬発力を持つ馬が有利なコースです。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭中29頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます。
①同年の毎日杯で1着
10年 1番人気1着ダノンシャンティ(毎日杯 1着)
【該当馬】
サトノインプレッサ
②同年に芝1800m以上の牡馬混合重賞で連対、かつ500万クラス以上の東京芝1400m以上で1着
18年 2番人気2着ギベオン(毎日杯 2着1/フリージア賞 1着)
【該当馬】
サトノインプレッサ
③同年に芝1600mの重賞で連対
19年 7番人気3着カテドラル(アーリントンC 2着)
18年 6番人気1着ケイアイノーテック(NZT 2着)
17年 2番人気1着アエロリット(クイーンC 2着ほか)
16年 1番人気1着メジャーエンブレム(クイーンC 1着)
16年 12番人気3着レインボーライン(アーリントンC 1着)
14年 1番人気1着ミッキーアイル(アーリントンC 1着ほか)
12年 1番人気1着カレンブラックヒル(NZT 1着)
10年 5番人気2着ダイワバーバリアン(NZT 2着)
【該当馬】
ギルデッドミラー、タイセイビジョン、プリンスリターン、ルフトシュトローム、レシステンシア
④同年に芝1600m以上の重賞で3着以内
19年 2番人気1着アドマイヤマーズ(共同通信杯 2着)
18年 9番人気3着レッドヴェイロン(アーリントン 3着)
17年 6番人気3着ボンセルヴィーソ(NZT 3着)
16年 2番人気2着ロードクエスト(スプリングS 3着)
15年 4番人気2着アルビアーノ(フラワーC 1着)
14年 12番人気3着キングズオブザサン(京成杯 2着)
13年 10番人気1着マイネルホウオウ(スプリングS 3着)
11年 1番人気1着グランプリボス(NZT 3着)
11年 2番人気2着コティリオン(毎日杯 2着)
10年 3番人気3着リルダヴァル(毎日杯 3着)
【該当馬】
ウイングレイテスト、ギルデッドミラー、サクセッション、サトノインプレッサ、ストーンリッジ、タイセイビジョン、プリンスリターン、ルフトシュトローム、レシステンシア
⑤前走OPクラスの芝1400m以上で1着
14年 17番人気2着タガノブルグ(橘S 1着)
13年 6番人気2着インパルスヒーロー(ファルコンS 1着)
【該当馬】
サトノインプレッサ、シャインガーネット、タイセイビジョン、ルフトシュトローム
⑥過去に芝1600~1800mの牡馬混合重賞で1着
19年 14番人気ケイデンスコール(新潟2歳S 1着)
15年 2番人気ミュゼスルタン(新潟2歳S 1着)
12年 3番人気2着アルフレード(朝日杯FS 1着)
12年 15番人気3着クラレント(デイリー杯2歳S 1着)
【該当馬】
サトノインプレッサ、タイセイビジョン、ルフトシュトローム
⑦前年の朝日杯FSで4着以内
15年 3番人気1着クラリティスカイ(朝日杯FS 3着)
13年 8番人気3着フラムドグロワール(朝日杯FS 4着)
11年 4番人気3着リアルインパクト(朝日杯FS 2着)
【該当馬】
タイセイビジョン
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は10頭(全22頭)です。この中でもサトノインプレッサ、タイセイビジョン、ルフトシュトロームの3頭が面白そうです。サトノインプレッサとルフトシュトロームは3戦3勝と無敗でNHKマイルカップに臨むので無敗のG1馬がここでも誕生するかもしれません。また、既に重賞2勝しており朝日杯FSも2着と好走しているタイセイビジョンも侮れない存在です。それ以外にも魅力のある馬が多くいますので非常に楽しみな一戦です。とりあえず本日現在の本命候補はサトノインプレッサとしておきます。