今年のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)は阪神競馬場・芝・右・外1600mで行われます。このコースは最初のコーナーまで444mあり、外回り682mの3~4コーナーを越えた後、474mある最後の直線での追い比べとなります。ゆったりとした流れになる事が多く、基本は平均~後傾ラップの瞬発力勝負になります。直線のゴール前には高低差1.8mの急坂が待ち受けており、京都芝1600mに比べ差しが届きやすいのも特徴です。テン3Fがそれほど速くないにも関わらず下級条件から差し馬の台頭が目立っており、速い脚を使えれば位置取りはあまり問われません。それでは過去10年で3着以内に好走した全30頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます(競馬最強の法則を参考)。
①同年に古馬混合の芝1600~2000mのG1で1着
19年 3番人気1着インディチャンプ(安田記念 1着)
15年 4番人気1着モーリス(安田記念 1着)
11年 4番人気3着サプレザ(サンチャリオットS 1着)
【該当馬】
グランアレグリア
②同年に古馬混合の芝1400~2000mのG2以上で2回以上3着内
19年 1番人気2着ダノンプレミアム(マイラーズC 1着/天皇賞(秋)2着ほか)
15年 1番人気3着イスラボニータ(毎日王冠 3着/天皇賞(秋)3着)
12年 1番人気2着グランプリボス(スワンS 1着/安田記念 2着)
【該当馬】
インディチャンプ、ヴァンドギャルド、サウンドキアラ
③同年に芝1200m以上の重賞で1着、かつ芝1200m以上のG1で0.5秒差以内
18年 5番人気1着ステルヴィオ(スプリングS 1着/日本ダービー 8着 ※0.4秒差)
17年 4番人気1着ペルシアンナイト(アーリントンC 1着/皐月賞 2着 ※0.0秒差)
17年 2番人気2着エアスピネル(富士S 1着/安田記念 5着 ※0.2秒差)
16年 3番人気1着ミッキーアイル(阪急杯 1着/スプリンターズS 2着 ※0.0秒差ほか)
13年 2番人気1着トーセンラー(京都記念 1着/天皇賞春 2着 ※0.2秒差)
13年 1番人気3着ダノンシャーク(富士S 1着/安田記念 3着 ※0.1秒差)
12年 5番人気3着ドナウブルー(関屋記念 1着/ヴィクトリアマイル 2着 ※0.1秒差)
11年 11番人気2着フィフスペトル(京成杯AH 1着/スプリンターズS 6着 ※0.5秒差)
10年 13番人気1着エーシンフォワード(阪急杯 1着/高松宮記念 3着 ※0.0秒差)
【該当馬】
アウィルアウェイ、インディチャンプ、グランアレグリア、サリオス、タイセイビジョン
④同年に芝1600m以上の重賞で連対、かつ過去に芝1600m以上のG1で3着以内
18年 3番人気2着ペルシアンナイト(大阪杯 2着ほか/17年マイルCS 1着ほか)
18年 4番人気3着アルアイン(オールカマー 2着/18年大阪杯 3着ほか)
16年 2番人気2着イスラボニータ(富士S 2着/15年マイルCS 3着ほか)
14年 8番人気1着ダノンシャーク(関屋記念 2着/13年マイルCS 3着ほか)
12年 4番人気1着サダムパテック(京王杯SC 1着/11年皐月賞 2着)
11年 5番人気1着エイシンアポロン(富士S 1着/09年朝日杯FS 2着)
【該当馬】
インディチャンプ、グランアレグリア、サウンドキアラ、サリオス、タイセイビジョン、ペルシアンナイト、ラウダシオン、レシステンシア
⑤同年に芝1600mで3回以上好走
14年 3番人気2着フィエロ(マイラーズC 2着/六甲S 1着/新春S 1着)
10年 1番人気2着ダノンヨーヨー(富士S 1着ほか5勝)
10年 6番人気3着ゴールスキー(清水S 1着ほか3勝)
【該当馬】
サウンドキアラ、レシステンシア
⑥同年に芝1400m以上の古馬混合G2で1着
17年 7番人気3着サングレーザー(スワンS 1着)
16年 7番人気3着ネオリアリズム(札幌記念 1着)
13年 3番人気2着ダイワマッジョーレ(京王杯SC 1着)
【該当馬】
インディチャンプ、ヴァンドギャルド、カツジ、グランアレグリア、サウンドキアラ、サリオス
⑦同年に古馬混合OPクラスの京都芝1400m以上で連対
15年 2番人気2着フィエロ(スワンS 2着)
14年 9番人気3着グランデッツァ(都大路S 1着)
【該当馬】
インディチャンプ、カツジ、サウンドキアラ、ベステンダンク
⑧過去に古馬混合の芝1600~2000mのG1で連対
19年 6番人気3着ペルシアンナイト(18年マイルCS 2着ほか)
【該当馬】
アドマイヤマーズ、インディチャンプ、グランアレグリア、サウンドキアラ、ペルシアンナイト
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は13頭(全17頭)です。多くの馬が該当しましたが、この中でもグランアレグリア、インディチャンプ、サウンドキアラあたりが面白いかなと思います。とりあえず現時点での本命候補はグランアレグリアとしておきます。