七夕賞（GⅢ）は福島競馬場・芝・右2000mで行われます。このコースはスタンド前直線を延長したポケットからスタートします。ポケットはこのコースで一番高い4コーナーのさらにバンクの外側にあります。下りスタートで最初の直線が500mもあるので、テンは1800m戦よりも速くなることが多いです。向こう正面で馬群が縦長になりペースが一旦落ち着きますが、3コーナーから再びペースが上がり、4コーナーの下りでさらに加速し最後の直線に入ります。先行馬と差し馬が激突し、激しい追い比べになります。それでも小回りコースということもあって勝ち馬の中心は先行馬で、先行力があり消耗戦に強い馬を狙うのがベストですね。それでは過去10年で3着以内に好走した全31頭（同着あり）中26頭が該当するデータを元に好走しそうな馬を探していきます（競馬最強の法則を参考）。
①過去1年以内に芝1800～2200mの古馬混合重賞で連対
17年 1番人気1着ゼーヴィント（AJC杯 2着ほか）
17年 5番人気2着マイネルフロスト（新潟大賞典 2着）
16年 3番人気1着アルバートドック（小倉大賞典 1着）
16年 5番人気2着ダコール（小倉大賞典 2着）
14年 5番人気1着メイショウナルト（13年小倉記念 1着ほか）
14年 1番人気3着マイネルラクリマ（エプソムC 2着ほか）
11年 4番人気3着アニメイトバイオ（10年秋華賞 2着）
10年 6番人気2着アルコセニョーラ（09年七夕賞 2着）
10年 1番人気3着サンライズベガ（新潟記念 2着）
09年 1番人気1着ミヤビランベリ（08年七夕賞 1着）
09年 4番人気2着アルコセニョーラ（08年新潟記念 1着）
【該当馬】
タニノフランケル、ミッキースワロー
②同年に準OPクラス以上の芝1800～2200mで1着、かつOPクラスの芝1800m以上で4着以内
18年 4番人気2着マイネルサージュ（福島民報杯 1着、白富士S 3着）
13年 1番人気1着マイネルラクリマ（福島民報杯 1着、都大路S 2着）
10年 11番人気1着ドモナラズ（飛鳥S 1着/福島テレビOP 4着）
【該当馬】
アウトライアーズ、クレッシェンドラヴ、ブラックスピネル、ロシュフォール
③過去に芝1800～2200mの重賞で3着以内
17年 7番人気3着ソールインパクト（14年 東スポ杯2歳S 3着）
15年 2番人気1着グランデッツァ（12年 スプリングS 1着ほか）
15年 8番人気2着ステラウインド（14年 函館記念 3着）
13年 7番人気2着トレイルブレイザー（12年 京都記念 1着）
13年 14番人気3着タガノエルシコ（12年 朝日チャレンジC 3着）
12年 1番人気2着トーセンラー（鳴尾記念 3着ほか）
【該当馬】
アウトライアーズ、ストロングタイタン、ソールインパクト、タニノフランケル、ブラックスピネル、ベルキャニオン、マルターズアポジー、ミッキースワロー、ロシュフォール、ロードヴァンドール
④同年に芝1600m以上の重賞で5着以内
11年 7番人気1着イタリアンレッド（マーメイドS 4着ほか）
【該当馬】
カフェブリッツ、ソールインパクト、タニノフランケル、ブラックスピネル、ミッキースワロー、ロシュフォール、ロードヴァンドール
⑤前年12月以降に1000万クラス以上の芝1600m以上で１着
12年 14番人気1着アスカクリチャン（ゴールデンホイップT 1着）
12年 7番人気3着ミキノバンジョー（福島テレビOP 1着）
11年 2番人気1着タッチミーノット（アメジストS 1着）
10年 2番人気3着バトルバニヤン（テレビ福島OP 1着）
09年 2番人気3着ホッコーパドゥシャ（福島民報杯 1着）
【該当馬】
アウトライアーズ、カフェブリッツ、クリノヤマトノオー、クレッシェンドラヴ、ブラックスピネル、ロシュフォール
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本日の3着内に好走しそうなデータをクリアした馬は13頭（全16頭）です。多くの馬が該当しましたが、その中でもミッキースワロー、アウトライアーズ、ブラックスピネル、ロシュフォールあたりが面白い存在かなと思います。とりあえず現時点での本命候補はロシュフォールとしておきます。